アカデミー賞受賞の技!カズ・ヒロの驚愕のメイクアップ術を撮影したタイムラプス動画『スキャンダル』

アメリカのテレビ局「FOXニュース」で2016年に実際に起きたスキャンダルの裏側を描く、シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー共演の映画『スキャンダル』が、2月21日より公開される。このほど、本作で特殊メイクを担当し、本年度アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したカズ・ヒロのメイクアップ技術を撮影したタイムラプス動画がお披露目となった。

特殊メイクを担当した日本出身のカズ・ヒロ(辻一弘)は、それぞれのメイクについて、「シャーリーズ(・セロン)が一番メイクが厚いと思う。メーガンは瞼が厚いけど、シャーリーズの瞼は深くくぼんでいる。かなり形が違う。だから、コンタクトレンズを作り、鼻の先、下顎、両側のエラにピースを付けた。私とケリー・ゴールデンが毎日、彼女にこの人工メイクを施し、その後にヴィヴィアン・ベイカーが普通のメイクを施していた。それに、シャーリーズ自身も素晴らしいメイクアップ・アーティストで、時には自分でメイクをしていたよ」とセロンのメーガン・ケリーメイクについて明かし、ニコール・キッドマンのグレッチェン・カールソンメイクについては、「付け加えるピースは鼻と顎だけにして、最低限にとどめたんだ。ニコールの顔は非常に細い一方で、グレッチェンの顔は丸かったので、最初は、頬をカバーするピースをデザインしていたんだが、話し合いの末、それは無しにすることになった。最終的に鼻と顎だけになったんだ」とポイントを解説。さらに、ジョン・リスゴーのロジャー・エイルズメイクについては、「彼の場合はハイブリッドというか、ジョンとロジャーの間という感じだね。準備期間があまりなかったので、最適なデザインを探る時間がなかった。だから、ジョンの見た目を維持しつつ、ロジャーのエッセンスを付け加えていったんだ。ロジャーは、どこかブルドッグのような顔をしているからね。頬が垂れていて、鼻が大きい」とその特徴について語った。

メイクアップ動画では、みるみるうちに変貌を遂げるキャストたち、そして本編でもメイクとは思えないほど自然な表情の動きに注目だ。

『スキャンダル』
2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ジェイ・ローチ
脚本:チャールズ・ランドルフ
出演:シャーリーズ・セロン ニコール・キッドマン マーゴット・ロビー ジョン・リスゴー
配給:ギャガ

【ストーリー】 FOXニュースの元人気キャスターのグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、テレビ界の帝王として君臨していたCEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)を提訴した。そのスキャンダラスなニュースに、メディア界に激震が走る。騒然とするFOXニュース社内。看板番組を背負う売れっ子キャスターのメーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)は、上り詰めるまでの自身の過程を振り返り、心中穏やかではなくなっていた。一方、メインキャスターの座を狙う貪欲な若手のケイラ・ポスピシル(マーゴット・ロビー)は、ロジャーと対面する機会を得ていた…。

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