松岡茉優「映画を観終わると“あ、私、大人になっちゃったんだな”って気づかされた」『デジモン』鑑賞後の感想を語る

デジモンシリーズ20周年作品として発表された映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』が、2月21日より公開される。それに先立ち、2月4日に新宿バルト9にて完成披露上映会イベントが行われ、八神太一役の花江夏樹、アグモン役の坂本千夏、メノア・ベルッチ役の松岡茉優、田口智久監督、そしてアグモンとガブモン(着ぐるみ)が登壇した。

■花江夏樹(八神太一役) コメント
2015年の『デジモンアドベンチャー tri.』全6章から長く積み重ねてきましたが、今回の映画はその集大成です。映画を観ていると監督は本当にデジモンが好きなことが伝わってきます。当時の記憶がよみがえるようなシーン、ファンの皆さんは「おっ!」って思うようなシーンがたくさんあります。

Q:好きなデジモンは?
ウォーグレイモンですね。男の子で嫌いな人はいないですよ!

Q:好きなキャラは?
これはやっぱり太一ですね。小さい頃から憧れているキャラですから、ファンとしても役者としても演じられて嬉しいです。

■坂本千夏(アグモン役) コメント
初日が待てず今日いらっしゃった皆様、覚悟してください(笑)。あんなに泣かされるとは参りました。最初にTVシリーズをやっていたときはこんなに人気になると思ってなかったんです。それが20年経って、当時子供だった人がお子さんを連れてきてたりして、本当に嬉しいです。

Q:自身の“進化”について。
年々退化しようとしていく体に鞭を打って、ライブに向けてキーが下がらないように頑張っています。

Q:好きなデジモンは?
エテモン様です。だって楽しそうなんだもん(笑)。

Q:好きなキャラは?
太一です、しょうがない、大好きなんだから。

■松岡茉優(メノア・ベルッチ役) コメント
子供の頃に優しさや心の強さを教えてくれた作品に出演することができて、本当に嬉しいです。当時作っていたスタッフと当時子供だった世代が一緒に作った最高の映画になりました。皆さん、ちゃんとハンカチ持ってきました!?最後はもちろん号泣ですけど、監督は冒頭からファンをタコ殴りにしてきてますからね!(笑)私は見始めた瞬間に膝から崩れ落ちました(笑)。

Q:演じるにあたって注意したこと。
とにかく平常心です。だってアグモンとしゃべってるんですよ(笑)。子供の時ピンクのデジヴァイスを持って河原を走ってました。ずっと一緒にいたアグモンと喋れるなんて!この映画は「大人になること」が一つのテーマですが、ずっと「大人になったのっていつなんだろう?」って考えていたんです。でも映画を観終わると「あ、私、大人になっちゃったんだな」って気づかされました。だから皆さんも今日劇場から出てくるときは大人の顔になっていると思います。

Q:自身の“進化”について。
私はおはガールをやっていて小さいときから山寺宏一さんに本当にお世話になったので、山ちゃんにこの映画を観てもらって進化を感じてもらいたいです。

Q:好きなデジモンは?
昔からエンジェウーモンが大好きで、私は大きくなったらエンジェウーモンになれると思っていたんです。でもこの映画を観て1位が変わりました。アグモンです。やばいですよ。今作のアグモンは。

Q:好きなキャラは?
ミミちゃんが大好きです。可愛い女の子が好きだと思ったのはミミちゃんが初めてかもしれません。

■田口智久(監督) コメント
20年という歴史のある作品に参加させて頂いて嬉しいです。初代プロデューサーの関さんや昔のスタッフの方々と打ち合わせを重ねて脚本を作るのにかなり時間をかけました。今回は「大人になる」ことがテーマですが、大人になること、そしてもう一歩前に進んでいける映画になったのではないかと思います。

『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』
2月21日(金)公開
監督:田口智久
脚本:大和屋暁
総作画監督:立川聖治
スーパーバイザー:関弘美
キャラクターデザイン:中鶴勝祥
デジモンキャラクターデザイン:渡辺けんじ
音楽:富貴晴美
声の出演:花江夏樹 細谷佳正 三森すずこ 田村睦心 吉田仁美 池田純矢 榎木淳弥 M・A・O 坂本千夏 山口眞弓 重松花鳥 櫻井孝宏 山田きのこ 竹内順子 松本美和 徳光由禾 片山福十郎 ランズベリー・アーサー 朝井彩加 山谷祥生 野田順子 高橋直純 遠近孝一 浦和めぐみ 小野大輔 松岡茉優
配給:東映

【ストーリー】 太一とアグモンたちが出会い、デジタルワールドを冒険した夏から10年以上が経過した2010年。世界中の“選ばれし子どもたち”は次第にその存在を認知され、現実世界にデジモンがいる風景も珍しくなくなっていた。太一は大学生となり、ヤマトたちもそれぞれ歩むべき道を見定め、自身の進路を進み始めていた。そんな中、世界中の“選ばれし子どもたち”の周囲で、ある事件が起こり始める。デジモンを専門に研究する学者・メノアと井村によって、“エオスモン”と呼ばれるデジモンが原因だと分かり、早速解決に乗り出す太一たち。しかし、エオスモンとの戦いの中でアグモンたちの“進化”に異変が起こる。その様子を見たメノアは、太一たちに衝撃の事実を語る。選ばれし子どもが大人になった時、パートナーデジモンはその姿を消してしまう…。戦わなければ仲間を救えない、しかし、これ以上の進化はパートナーとの別れを早めていく事に。“選ばれし子ども”が“大人”になる時、迫られる大きな選択。変えられぬ宿命を前に、太一とアグモンの“絆”が導き出す、自分たちだけの答えとは?

(c) 本郷あきよし・東映アニメーション