中井貴一&佐々木蔵之介「もう死んでもいい」と連呼!?広末涼子「私は死にたくない」極寒の京都・平安神宮で大ヒット祈願!

2018年1月に公開しスマッシュヒットとなった、中井貴一と佐々木蔵之介のダブル主演で贈るコメディ映画『嘘八百』。その続編で、新たに広末涼子を迎えたシリーズ第2弾『嘘八百 京町ロワイヤル』が、1月31日より公開される。それに先立ち、1月25日に京都・平安神宮にて大ヒット祈願イベントが行われ、中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子が登壇した。

最初に、中井貴一と佐々木蔵之介、広末涼子の3人が本殿を訪れ、本殿で本作の大ヒットを祈願するべく、お祓いと祝詞、玉串奉奠が厳かに行われた。その後応天門に場所をうつし、映画の大ヒットを祈願してオープニングダンスとして京都の学生達で組織された「京炎」のダイナミックながらも伝統的な京都の踊りを取り入れた「京炎そでふれ!」が披露された。

オープニングダンス後に中井、佐々木、広末が大勢の観客の拍手と声援の中、応天門に登場。まず、中井が「『嘘八百 京町ロワイヤル』というタイトルの意味はよくわからないですが(笑)、京都が舞台の映画です。続編ですが、全く別の映画だと思っていただいてもいいぐらい完成度が高いものができています。皆さんが馴染みのある京都の場所がたくさん出て参ります。1月31日から公開となりますので、是非ご覧いただきたいと思います。寒いですが、ちょっとの間だけお付き合いください」と挨拶。続けて佐々木も「京都で撮影しました。前から知っていたんですけど、京都は寒いですね(笑)。しかも、この15時16時ぐらいから急に寒くなりましたね。短い時間ですが、お付き合いください」と観客を気遣っていた。そして、広末も「素敵なお宝開運コメディ、ちょっとこれもよくわからないんですけど(笑)。観ていただければ皆さんに福が来る、素敵な映画になっていると思うので、ぜひ期待してください。今日は寒い中、ありがとうございます」と気遣いとユーモアを交えて挨拶。中井は両親が京都出身、佐々木も京都出身と、京都に縁のあるふたりが京都で撮影した本作。撮影で印象に残っていることを聞かれると、3人の立つ場所が特別風通りが良かったようで、中井は「今、ここを風がすごく吹き抜けています。今、一番印象に残っているのはこのことです」と震えながらコメントした。

門の傍でオープニングダンスを終え袖に待機していた「京炎」の半そでの学生たちに「大丈夫か? 半袖、寒ないか? 何か羽織った方がいいで。めっちゃ寒いやろ、そこ。あかん、絶対。何か羽織り。ここ、ものすごい寒さですよ」と中井が関西弁で気遣う場面も。佐々木も「僕もそう思います。でも、僕は京都出身なのでこの景色を見ることができて、すごく嬉しいです。しかも、平安神宮でヒット祈願をさせてもらって、すごく厳かでしたし、この寒さで身が引き締まるようで。貴一さんの顔は固まっているし(笑)。僕は今、最高に嬉しいですね。地元で映画のイベントをさせていただくのはすごく嬉しいです。このまま凍え死んでも大丈夫です(笑)」と、地元・京都を代表する観光名所であり、厳かな平安神宮での大ヒット祈願イベントに感極まる様子だった。すると、中井が「ちょっと待って。蔵之介だけなんかいい感じで終わっているじゃないですか(笑)。俺は寒いしか言ってないみたいで。僕も死んでもいいと思っています」と負けずに断言すると、佐々木と広末はもちろん、観客も爆笑していた。一方、広末は「京都の皆様を前にして、京美人を演じさせていただいたと言うのが、本当に申し訳ない気持ちですけど、着物を着て、背筋を伸ばして、和装の所作でカメラの前に立たせていただくと、女優としても女性としてもすごく幸せで、京都で言う“はんなり”とした雰囲気を少しでも出せたらと思ってお勉強しながら演じさせていただきました。京都の“はんなり”した女性の魅力に振り回されていくお二人の姿がとても素敵なので、そこを見ていただけたら嬉しいと思っています」と京都の魅力と絡めて映画をPRしていた。

さらに、ここで撮影中には全く時間がなく、もちろんお茶屋さんに行く間もなかった3人のために、京都ならではという事で4人の舞妓さんたちが登場し、「今日はおおきに。うちらもここに寄せてもらう前に、PRのテレビを見させてもうてまして、ものすご面白そうな映画やなぁと思うので、うちらもみんなで映画館に寄せてもらおうと思っています。楽しみにしています。おおきに」と京言葉で挨拶。舞妓さんを前にした今の心境を3人に尋ねると、中井は「もう死んでもいいと思っています(笑)。わざわざ寒い中、来ていただいて本当にありがとうございます。女性がいるというのはね、蔵之介。それだけで温かさがね」と、話を振ると佐々木が「もう、ぽっと温かくなりました」と満面の笑みでコメントするも、中井は「何言うてんねん(笑)」とつっこみ、観客からは笑いがおきていた。さらに、女性の目から見た感想を聞かれると、広末は京言葉で「おおきに」と返し、観客からはため息のような声が上がっていた。

その後、酒樽が登場し、司会と観客の「よいしょ、よいしょ、よいしょ」の掛け声とともに大ヒット祈願の鏡開き行った。そして最後に中井が「いよいよ公開となります。ちょうど1年前にこの京都で撮影していました。この映画は地元密着型、本当に狭い範囲の映画です。京都で当たらなかったら、どこでも当たらないんです。京都が一番じゃないといけないんです。ですからぜひ、皆さんのお力添えでこの映画の続編ができるように、皆さんの手にかかっていると思っていただいて結構です。ぜひ、観ていただきたいと思っています。よろしくお願い申し上げます」と真顔で力強くアピール。佐々木は「前作で堺を舞台に作った『嘘八百』なんですが、まさか続きがあるとは思っていませんでした。『嘘八百』の観客動員トップ10のうち、9つが関西の劇場だったそうです。それぐらい関西のお客さんは、この喜劇を応援してくださったんです。だから、僕たちは今ここに立たせていただけています。今回は、京都が舞台です。京都が地元の僕としては、ここに立たせてもらうのはすごく嬉しくて、死んでもいいと思っています。凍え死んでもいいと思っています」と感慨深げにコメント。負けずに中井が「僕も本当に死んでもいいと思っています」と返すと、観客からは爆笑が。さらに、佐々木が「本当に感謝しています。僕はまた、京都で映画を撮りたいな、また京都で映画を撮れたら嬉しいな、またこんな風に皆さんにご挨拶できたらいいなと思いました。この映画も皆さんの力で押し上げてください」と語ると、観客からは拍手が起こっていた。続いて、広末が「こんな寒い中、温かく見守っていただいてありがとうございます。私は死にたくないですけど(笑)」と笑顔でコメントすると、佐々木は「僕も死にたくないです」と震えながら返す一方で、中井は「僕は死んでもいいと思っています」と、キメ台詞を言うかのように真顔で返し、佐々木も広末も観客も爆笑していた。広末が最後に「京都の魅力も満載で、素敵な映画に仕上がっていると思います。ぜひ、地元京都から映画を応援していただけたら嬉しいです。公開は1月31日です。ぜひ、よろしくお願いいたします」と挨拶し、イベントは終了した。映画さながらの中井と佐々木の掛け合いが楽しめ、寒い中でもユーモアを忘れない、まさに『嘘八百』らしい、大ヒット祈願イベントだった。

『嘘八百 京町ロワイヤル』
1月31日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:武正晴
脚本:今井雅子 足立紳
主題歌:クレイジーケンバンド「門松」
出演:中井貴一 佐々木蔵之介 広末涼子 友近 森川葵 山田裕貴 坂田利夫 前野朋哉 木下ほうか 塚地武雅 竜雷太 加藤雅也 宇野祥平 桂雀々 吹越満 坂田聡 冨手麻妙 山田雅人 国広富之
配給:ギャガ

【ストーリー】 かつて、大阪・堺で幻の利休の茶器で大勝負を仕掛けた古物商の則夫(中井貴一)と陶芸家の佐輔(佐々木蔵之介)。二人はそれぞれの人生を送っていたが、ひょんなことからお宝眠る古都・京都で再会を果たす。そこで出会ったのは、着物美人の志野(広末涼子)。彼女のけなげな想いにほだされて、二人は利休の茶の湯を継承し「天下一」と称された武将茶人“古田織部”の幻の茶器にまつわる人助けに乗り出すが…。それは、有名古美術店(加藤雅也)や大御所鑑定家(竜雷太)、陶芸王子(山田裕貴)、テレビ番組をも巻き込む大騒動に発展する。

©2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会