「女の幸せが結婚だけなんておかしい」シアーシャ・ローナン主演『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』3月公開!

19世紀を代表する女性作家ルイーザ・メイ・オルコットの世界的ベストセラー小説「若草物語」を、『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督、シアーシャ・ローナン主演で映画化した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が、3月27日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、原作者のルイーザ・メイ・オルコットが自らの生き方を重ねて書き上げたジョー・マーチの物語。主人公ジョー役を演じるのは、25歳という若さですでにアカデミー賞の常連と呼ばれるシアーシャ・ローナン。ジョーのソウルメイトであり彼女に愛を告白するローリー役には『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ。このほか、長女メグ役は『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、三女ベス役はTVシリーズ「シャープ・オブジェクツ」のエリザ・スカンレン、そして常に自問する頑固で有名な、家族の末っ子エイミー役を、『ブラック・ウィドウ』に出演する期待の新星フローレンス・ピューが演じ、豪華俳優陣が集結。さらに、ベテランのローラ・ダーンがマーチ家の愛されてやまない愛情豊かな尊き母親を好演し、名女優メリル・ストリープが四姉妹の裕福なマーチ叔母役で華を添える。

監督・脚本を務めるのは、長編映画監督デビュー作『レディ・バード』でアカデミー賞主要5部門にノミネートを果たしたグレタ・ガーウィグ。「若草物語」がこれまでの自分を形作る上で大切な作品であったという彼女の手により、時代を超えて愛されるジョーの物語が、まるで現代に生きる女性たちを新しい世界へといざなうように、鮮やかに描き上げられる。

予告編では、「世界に通用する作家になる」と強く決意するジョー(シアーシャ・ローナン)に、「女性は絶対無理」とマーチ叔母(メリル・ストリープ)は呆れたように告げるが、ジョーは全く意に介さず、執筆に励む。一方、ダンス・パーティで知り合って以来仲を深めているローリー(ティモシー・シャラメ)からプロポーズを受けるシーンでは、二人の切ないやりとりも。それは自分が小説家になる夢を叶えるための決断であり、「女の幸せが結婚だけなんておかしい」と涙ながらに語りながらも、同時に感じる孤独感を押さえきれないジョーの姿に胸が熱くなる。

ポスタービジュアルでは、ジョーにフォーカスを当てた物語とあって、スカートをひるがえして颯爽と走りぬく彼女の姿が印象的に描かれている。

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
3月27日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:グレタ・ガーウィグ
原作:ルイーザ・メイ・オルコット
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:シアーシャ・ローナン ティモシー・シャラメ フローレンス・ピュー エリザ・スカンレン エマ・ワトソン ローラ・ダーン メリル・ストリープ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

【ストーリー】 19世紀、アメリカ、マサチューセッツ州ボストン。マーチ家の四姉妹メグ、ジョー、ベス、エイミー。情熱家で、自分を曲げられないため周りとぶつかってばかりの次女ジョー(シアーシャ・ローナン)は、小説家を目指し、執筆に励む日々。自分とは正反対の控えめで美しい姉メグ(エマ・ワトソン)が大好きで、病弱な妹ベス(エリザ・スカレン)を我が子のように溺愛するが、オシャレにしか興味がない美人の妹エイミー(フローレンス・ピュー)とはケンカが絶えない。この個性豊かな姉妹の中で、ジョーは小説家としての成功を夢見ている。ある日ジョーは、資産家のローレンス家の一人息子であるローリー(ティモシー・シャラメ)にダンス・パーティで出会う。ローリーの飾らない性格に、徐々に心惹かれていくジョー。しかしローリーからプロポーズされるも、結婚をして家に入ることで小説家になる夢が消えてしまうと信じるジョーは、「私は結婚できない。あなたはいつかきっと、もっと素敵な人と出会う」とローリーに告げる。自分の選択でありながらも、心に一抹の寂しさを抱えながらジョーは小説家として自立するため、ニューヨークに渡る…。