水橋研二主演、瀧内公美、大友一生共演で贈る、家族の多様な“絆”と“幸せ”のかたちを描く『カゾクデッサン』が、2020年3月21日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。
恋人のバーで働く元ヤクザ・剛太のもとに、元妻の息子・光貴が現れる。「母が交通事故にあって意識が戻らない。声をかけてみてもらえませんか」と頼まれた剛太は、彼女と10数年ぶりに再会するが、意識は戻らない。過去への思いにとらわれる剛太。まだ心の傷は癒やされていなかった。剛太のことをこころよく思っていない光貴の父は、二度と会うなと息子に言い聞かせるが、光貴は剛太に魅力を感じ始めていた。翌日、光貴は些細なことから発展した父との喧嘩が引き金となり、自分の出生の秘密を知ってしまう。動揺する光貴はふとしたきっかけから友人を殴り、暴力の魅力に取り憑かれていく。
主演は、映画『殺人鬼を飼う女』ほか TV、CM、声優など幅広く活躍する実力派・水橋研二。その恋人役に、『彼女の人生は間違いじゃない』『火口のふたり』など話題作への出演が続く瀧内公美、少年役に『ミスミソウ』ほか注目必至の新たな才能・大友一生が出演。そして大西信満、中村映里子らが確かな演技で脇を固める。監督・脚本を務めるのは、初長編となる新鋭・今井文寛。日本映画の際立つ才能が交ざり合い、人生をさまよう全ての人に贈るビタースイート・ストーリーを描く。
■水橋研二(剛太役) コメント
水元剛太役を演じました水橋研二です。私の役は、過去を後悔ばかりして酒に逃げ現実から目を背けている、そんな男が物語の中で起きる出来事に巻き込まれていくにつれ、自分の事を大切に思っている人、必要と思ってくれてる人に気づき、やっと一歩前に進む事できた、そんな男でした。現場では、今井監督はじめ、この作品に関わったスタッフやキャストの皆さんと一緒に役の感情や芝居など話し合いながら作り、作品も全員の力が集結して出来た素敵な作品だと思っています。携わった全ての皆さんに感謝しています。
■瀧内公美(美里役) コメント
この作品のテーマである「カゾク」とは何だろうか、と撮影中ずっと考えていました。私が演じた美里は、懐が深く、物分かりの良い女性です。一方で私にそんなところがあるのだろうか、いや無い!とキャラクターを作っていく上であれこれ悩みました。ですが、剛太演じる水橋研二さんとお芝居していく中で、自然と美里の気持ちが理解していけたように思えます。あっという間の準備・撮影でしたが、沢山話し合いをしながら作っていった作品です。今井監督が時折見せるユーモア感溢れるシーンが個人的には好きです。どうぞお楽しみに!携わった全ての皆さんに感謝しています。
■大友一生(光貴役) コメント
こんなにも葛藤し家族と向き合う役は初めてだったので、自分の家族に対する愛を確かめながら、一歩ずつ、光貴を歩んでいきました。自分が信じていたモノが崩壊する時、家族を想い決断する時、皆さんにも共通することが必ずあると思うし、家族の大切さが改めて実感できる作品になっていると思います。ぜひご覧頂き、そのあたりも感じてくれたら嬉しいです。
■今井文寛(監督) コメント
現在の日本、ネットやSNSは大きく普及しましたが、やはり人間が本当に欲しているのは身体と心を伴ったコミュニケーションではないでしょうか。そして、家族というもの。それは身近であると共に、不思議なものではないでしょうか。人はどこまでを家族と感じるのか?どこまでを家族と捉えることができるのか?それは人間の持つ可能性を意味するでしょう。この映画を撮ると決めて動き出した時は私一人でした。しかしこの映画を完成させた時には多くの映画を愛する仲間たちが集まってくれていました。この映画はそんな仲間たちと話し合い、みんなで作り上げた作品です。この映画が作れたことを誇りに思います。是非ご覧ください。
『カゾクデッサン』
2020年3月21日(土)より、新宿K’s cinemaほか全国順次公開
監督・脚本・プロデューサー:今井文寛
出演:水橋研二 瀧内公美 大友一生 中村映里子 大西信満 SHIN 萩原護 岩﨑愛 ナガセケイ 山田諭 髙野春樹 河屋秀俊 坪内守 逢坂由委子
配給:今井文寛
【ストーリー】 元ヤクザの剛太(水橋研二)。今は恋人(瀧内公美)のバーで働いている。そんなある日、剛太のところに元妻の息子、光貴(大友一生)が現れる。「母が交通事故にあって意識が戻らないんです。よかったら声をかけてみてもらえませんか」。10数年ぶりの再会。剛太は声をかけてみるが意識は戻らない。過去への思いにとらわれる剛太。まだ心の傷は癒やされていなかった。剛太のことをこころよく思っていない光貴の父は、二度と会うなと息子に言い聞かせる。しかし光貴は剛太に魅力を感じ始めていた。翌日、光貴と父は些細なことから親子ゲンカ、そのことが引き金となり光貴は自分の出生の秘密を知ってしまう。動揺する光貴はふとしたきっかけから友人を殴り、暴力の魅力に取り憑かれていく…。
©「カゾクデッサン」製作委員会