2016年の発売以降ロングラン大ヒットを記録し累計42万部という驚異的売り上げを叩き出した、キングコング・西野亮廣による絵本をアニメ映画化した『映画 えんとつ町のプペル』が、2020年12月25日より公開されることが決定した。併せて、イメージビジュアルがお披露目となった。
西野亮廣がプロデューサーを務め、イラスト・着色・デザインなど総勢33名のクリエイターによる分業体制で4年の制作期間を経て完成した絵本「えんとつ町のプペル」は、5千部でヒットと言われる絵本業界で42万部という驚異的な売り上げを記録し今もなお広がりを見せる。東京タワーやエッフェル塔など国内外で絵本展が開催され、西野の故郷・兵庫県川西市には「えんとつ町のプペル美術館」の建設も進み、西野が仕掛けるプペル・プロジェクトは現在進行形で勢いを増すばかり。2020年1月には舞台「えんとつ町のプペル」の公演も決定しており、ついに、この一大プロジェクトの最大の目標として西野が当初から明言していたアニメーション映画化が実現する。
絵本では描かれていない「えんとつ町の由来」や貨幣価値理論を背景に仕込み、新たに魅力的な登場人物も盛り込みながら、新しいエンターテインメント作品としてさらなるバージョンアップを仕掛けた本作。制作はハイクオリティな作品を世に送り続けるSTUDIO4℃が手掛け、個性豊かなキャラクターたちを楽しく切なく表現して壮大なプペルワールドを描き出す。
イメージビジュアルは、本編キャラクターデザインも手掛ける福島敦子が描き下ろしたもの。ゴミ人間プペルと壮大な冒険を繰り広げる主人公ルビッチが描かれており、煙を吐き出す煙突たちをバックに、まだ見ぬ星を見据えるかのように天を見上げるルビッチの表情からは、心の奥に秘めた意志が感じられる。
■西野亮廣(製作総指揮・原作・脚本) コメント
2011年頃、まず最初に「えんとつ町のプペル」という物語を書いたのですが、その時から映画化を考えていました。実は全10章というとても長い物語で、誰も知らない作品をいきなり映画で公開しても、映画館に足を運んでもらうことがあまり想像できなくて、まずは3~5章だけを絵本として出版して、皆さんに知っていただいた上で全章を映画化しよう、という順番ですね。とても長い物語ですが、映画では絵本に描かれていない全てを描いていますので、絵本を読まれた方はより楽しめると思いますし、絵本を全然読まれていない方にももちろん楽しんで頂けると思います。「打倒ディズニー」といろんなところで言ってはいますが、僕はディズニーが大好きで、夢を見させてくれるし、一番リスペクトしていて。だからこそ、作り手として、表現者として隅っこの方にいるような人間ですが、王者にはちゃんと挑みたいなという思いがあります。作品の中でキャラクターたちに「諦めるな」や「夢は叶う」ということを言わせているので、その張本人が挑まないことにはチグハグだなと思うので、正面から挑んで戦いたいなと思っています。ようやく思い描いていた映画が、来年のクリスマスに公開になりますので、ぜひ遊びにいらしてください。
『映画 えんとつ町のプペル』
2020年12月25日(金)公開
監督:廣田裕介
製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
原作:にしのあきひろ「えんとつ町のプペル」
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:東宝 吉本興業
【ストーリー】 煙突だらけの「えんとつ町」では、そこかしこから煙が上がり、頭の上はモックモク。黒い煙でモックモク。黒い煙に覆われた「えんとつ町」の住人は、青い空を知りやしない。輝く星を知りやしない。そんな町に生きる親を亡くした少年ルビッチのもとにハロウィンの夜に現れたゴミ人間プペル。二人に起こる奇跡の物語…。
©️Akihiro Nishino/Yoshimoto Kogyo Co., Ltd. ©️AKIHIRO NISHINO,GENTOSHA 2016