佐久間由衣、気になる異性には「お酒の力を借りて甘えられたら」

あらいぴろよによるベストセラーコミックを、主演に佐久間由衣、共演に村上虹郎、大後寿々花、森山未來を迎え、三木康一郎監督が映画化する『“隠れビッチ”やってました。』が12月6日に公開。このほど、11月4日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われた完成披露試写会に佐久間由衣、村上虹郎、大後寿々花、小関裕太、三木康一郎監督が登壇した。

異性からモテ続ける事で「認められたい欲求」を満たしてきた主人公・ひろみ。自分は傷つかずに、相手の気持ちだけを弄びながら恋愛を楽しみ、その計算しつくした仕草と会話で男性を落とすハンターぶりから、友人から“隠れビッチ”と名付けられる。そんなある日、同じ職場に気になる相手が現れ、ひろみは初めて自分の本音と向き合うようになる。

主人公ひろみ役で初主演となった佐久間。本作のオファーが来たときにタイトルを見て「私、お嫁にいけなくなるのかな?」と思ったようだが「実際に台本を読んで、精神的なビッチさというか、承認欲求と向き合うお話だったので、ぜひ挑戦させていただきたい」と思い、本作のオファーを受けたという。

ひろみがさまざまな手段で男性を落としていく内容にちなみ、気になる異性に試してみたい必殺モテテクニックをフリップで披露することに。村上は「口数を減らす」、大後は「転んで袖をつかむ」、小関は「好きって言う」と発表する中、「ちょっと生々しいかな…」と、ためらいを見せた佐久間。意を決して「お酒の力を借りてみたい」というフリップを披露し、劇中でひろみが激しく酔っ払うシーンに触れつつ「あんな風にできたら楽だなと、どこか羨ましい気持ちもあり。お酒の力を借りて甘えられたら」と本音を漏らした。

最後の挨拶中に「あ、やばい」と瞳を潤ませた佐久間。観客の歓声を受け「初主演映画ということもあって、できないこともたくさんあったんですけど、皆さんに支えてもらいながらひとつの形になった作品です。強烈なタイトルですが、愛が詰まった温かい作品になっていると思います」と最後は笑顔で作品をアピールしてイベントを締めくくった。

『“隠れビッチ”やってました。』
12月6日(金)全国ロードショー
監督・脚本:三木康一郎
原作:あらいぴろよ「“隠れビッチ”やってました。」
主題歌:Kitri「さよなら、涙目」
出演:佐久間由衣 村上虹郎 大後寿々花 小関裕太 森山未來 前野朋哉 片桐仁 前川㤗之 栁俊太郎 戸塚純貴 笠松将 田中偉登 岩井拳士朗 山本浩司 渡辺真起子 光石研
配給:キノフィルムズ 木下グループ

【ストーリー】 26歳の独身女・ひろみ(佐久間由衣)の趣味&特技は異性にモテること。絶妙のタイミングでのスキンシップや会話術で相手を翻弄し、「好きです」と告白させたら即フェイドアウト。そんなひろみに、シェアハウス仲間のコジ(村上虹郎)と彩(大後寿々花)は呆れ顔で「最低の“隠れビッチ”ね!」とたしなめるも、彼女の耳には届かない。ある日、気になるお相手・安藤(小関裕太)が現れるが、数年ぶりの負け試合。さらに安藤を本気で好きになっていたことに気づき、ショックを受ける。やけ酒をあおり酔いつぶれているところを、同じ職場の三沢(森山未來)に目撃される。ひろみは“隠れビッチ”だということを打ち明け、自分の過去と向き合い始める…。

©『“隠れビッチ”やってました。』フィルムパートナーズ/光文社