舘ひろし&新垣結衣の大ヒットドラマをベトナムでリメイク!『パパとムスメの7日間』11月公開!

『太秦ライムライト』、『サイゴン・ボディガード』の落合賢監督が、舘ひろしと新垣結衣の大ヒットドラマをベトナムでリメイクした映画『パパとムスメの7日間』が、11月17日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、ベトナムやハリウッドで国際的に活躍する落合賢監督が、2007年に舘ひろしと新垣結衣のコンビでテレビドラマ化され人気を博した五十嵐貴久の小説「パパとムスメの7日間」を、設定をベトナムに変えて映画化。日系化粧品会社DHCのベトナム支社で働くハイは、クリエイティブな人材だが子供っぽくておっちょこちょいなのが欠点。対照的に、真面目でしっかり者の女子高生チャウは才色兼備の優等生。最愛の母を7年前に亡くし、衝突の多いパパとムスメだったが、ママの7回忌の日、不思議な現象をきっかけに人格が入れ替わってしまう。

本作では、ベトナムのヒットメーカーといわれるチャーリー・グエンがプロデューサーとして参加。落合監督自身もプロデューサーを兼ね、『サイゴン・ボディガード』で主演したベトナムを代表する名優タイ・ホアと再度タッグを組み、さらに人気女優のケイティ・グエンを抜擢したことで公開初日から大入り。公開5日間で約50万人動員し、興行収入は約400億VND(1.9億円)を突破した。

『太秦ライムライト』では、孤高の斬られ役、福本清三を主役に、映画界での時代劇の現状、決して主役ではないが映画界を支える無名の名優をスクリーンに映し出した落合監督。今回は、“父親と娘”という日本でもベトナムでも普遍的な関係に、現在のベトナムでも社会問題になっている“大人の子供化”という原作にはないテーマをコミカルに盛り込み、日本人にもベトナム人にも楽しめるハートフルなファミリー・コメディに仕上げた。

■落合賢監督 コメント
ベトナムの映画業界は目覚ましい急成長を遂げている過程ですが歴史も浅いため、良質のコンテンツや若い映画作家を常に求めており、僕のような外国人監督にもチャンスが満ち溢れています。また、ベトナムで日本のアニメやドラマが広く認知されていることを活かし、今回は自分で原作権を交渉してベトナム映画業界にこの企画を持ち込み、プロデューサー兼監督として制作から配給まで作品の全ての段階に関わり、全身全霊を込めて挑んだ作品です。日本では原作小説のみならず舘ひろしと新垣結衣のコンビで認知されているこの作品が、ベトナムの父娘だとどういう風に変わるのか、というのも見どころの一つです。普遍的なテーマとベトナムの個性的な文化背景を融合させ、日本の観客にも十分に楽しめる作品になったと思いますのでぜひ劇場でお楽しみください!

『パパとムスメの7日間』
11月17日(日)よりシネマート新宿ほかにて公開
監督:落合賢
原作:五十嵐貴久「パパとムスメの7日間」
製作:チャーリー・グエン 落合賢
脚本:マイケル・タイ
出演:タイ・ホア ケイティ・グエン トラン・ヒー ギア・グエン ヴァン・チャン ホン・ヴァン フイ・カーン タン・ロック
配給:AMGエンタテインメント

【ストーリー】 日系化粧品会社DHCのベトナム支社で働くハイ(タイ・ホア)は、ユニークなアイディアを考えつくクリエイティブな人材だが、子供っぽくておっちょこちょいなのが欠点。対照的に真面目でしっかり者の女子高生チャウ(ケイティ・グエン)は才色兼備の優等生。最愛の母を7年前に亡くし、大人になることを余儀なくされたチャウは、問題ばかり起こす父の面倒に嫌気がさし、海外留学することを決意する。真逆の性格からくる衝突の多いパパとムスメだったが、ママの7回忌の日、不思議な現象をきっかけに人格が入れ替わってしまう。周囲にバレないようにと、二人はこれまでになく意思疎通を図るが、お互いに善かれと思ったことが裏目に出てしまい、関係は悪化するばかり。そんな中、チャウ(中身はパパ)には海外留学の奨学金を得る為の大事な発表会の日と、ハイ(中身はムスメ)には、会社での大事なコンペの日がやってきてしまう。

(C)チャンフンフィルムス