間宮祥太朗、“捨てられない彼女”桜井日奈子に「やたらと何かあげてみようかな(笑)。新手の嫌がらせができる」

重版10刷を突破した、新世代のSNS漫画家・世紀末による人気同名4コマ漫画を、間宮祥太朗、桜井日奈子のダブル主演で実写化する映画『殺さない彼と死なない彼女』が、11月15日より公開される。このほど、10月17日に新宿バルト9にて完成披露上映会舞台挨拶が行われ、キャストの間宮祥太朗、桜井日奈子、恒松祐里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろう、金子大地、中尾暢樹、小林啓一監督が登壇した。

本作は、不器用で純粋な少年少女たちを巡る3つの物語が予測不能に絡み合っていくラブストーリー。“殺さない彼”小坂れいを演じた間宮は「“殺さない彼”なのに、殺しそうなスーツで来ました(笑)」と挨拶し、本作は「二人という人間関係の最小の数の話」を描いており、「数に敏感になりがちな世の中で、二人、自分にとっては一人の存在がどれだけ大きいことか、映画から伝わるといいなと思います」と語った。

イベントでは、自分は一体どんな人物か、本作のタイトルにちなんで“○○ない彼、○○ない彼女”という形で発表することに。間宮は「あまり感情が顔に出ない彼」と自身を分析し、「いい仕事が決まった時に電話がかかってきて、マネージャーはテンションが高いわけです。僕の反応がどうも腑に落ちないらしく…(笑)」と、嬉しさをうまく伝えられないという。「すごい怒るんです。『もっとさぁ、やったぁ!とかないの?!』」とマネージャーから不満を訴えられたようだが、「人それぞれ感情の表の出し方はあるので…」と冷静にコメント。続けて、「サプライズとかもあまりうまく反応できない」とプライベートでも反応に困っていると明かした。

“死なない彼女”鹿野ななを演じた桜井も、間宮は「現場でも何を考えているのかわからない」そうで、「あまり話しかけてほしくないタイプなのかなと思って。すごく素な顔でふざけられると、冗談なのか冗談じゃないのか、よくわからなかったりする」と打ち明けると、間宮は「ご迷惑をおかけしました…」と申し訳なさそうな表情を見せていた。

そんな桜井は、自分は「捨てられない彼女」であると言い、「いただいたものだったりすると余計捨てられないし、いつか使うだろうと思って増えていっちゃう」ようで、友人から何気なくもらったビー玉も「いまだに持ってあったりする。何かいいことがありそうだなと、どんどん増えていく」とのこと。一方で「僕は結構捨てる」タイプであるという間宮が、「今の話を聞いて、やたらと何かあげてみようかなと思いました(笑)」とにんまり。「新手の嫌がらせができる」と間宮が追い打ちをかけ、桜井を「やめてください!(笑)困る…!」とたじろがせていた。

本作のキーパーソンとなる“イケメンくん”を演じた金子は「起きられない彼」であると発表したが、恒松から「そういえば、一緒のオーディションの時に寝坊してきた!」と暴露され、「うるさい!!」と切り返す一幕も。恒松が「(会場に)走って来た!パジャマで(笑)」と続け、会場がどよめく中、金子は「今はめちゃくちゃ目覚ましかけて寝るようにしてます!」と訴えていた。

『殺さない彼と死なない彼女』
11月15日(金) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督・脚本:小林啓一
原作:世紀末「殺さない彼と死なない彼女」
音楽:奥華子
主題歌:奥華子「はなびら」
出演:間宮祥太朗 桜井日奈子 恒松祐里 堀田真由 箭内夢菜 ゆうたろう 金子大地 中尾暢樹 佐藤玲 佐津川愛美 森口瑤子
配給:KADOKAWA ポニーキャニオン

【ストーリー】 何にも興味が持てず、退屈な学生生活を送っている高校三年の小坂れい(間宮祥太朗)。ある日、小坂は教室で殺されたハチの死骸を埋めているクラスメイト・鹿野なな(桜井日奈子)に出会う。虫の命を大切に扱う心優しい一面を持ちながら、ネガティブな言動で周囲から孤立し、リストカット常習者で“死にたがり”の鹿野に興味を抱く小坂。“ハチの埋葬”をきっかけに、二人は一緒にいることがあたりまえになっていくのだが…。

(C)2019映画「殺さない彼と死なない彼女」製作委員会