大橋裕之による漫画「音楽と漫画」を、岩井澤健治監督が約8年におよぶ個人制作期間を経て映像化したアニメーション映画『音楽』が、2020年1月に公開される。このほど、坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、竹中直人らが声の出演を務めることが発表され、併せて、特報映像がお披露目となった。
「シティライツ」、「夏の手」などで人気を集める大橋裕之による「音楽と漫画」を原作とした本作は、楽器を触ったこともない不良学生たちが、思いつきでバンドを組むことから始まるロック奇譚。アニメーション化にあたって、岩井澤監督は、実写の動きをトレースする“ロトスコープ”という手法を採用、登場人物の動きをよりリアルに生々しく描き出す。
声の出演として、楽器未経験ながら思いつきでバンド「古武術」を組む不良高校生・研二役に坂本慎太郎、研二の同級生・亜矢役に駒井蓮、「古武術」のメンバー・太田と朝倉役に前野朋哉と芹澤興人、「古武術」をフェスに誘う「古美術」のメンバー・森田役に平岩紙、そして研二を敵視する丸竹工業の不良・大場役に竹中直人が抜擢された。そのほか、山本圭祐、れっぴーず、姫乃たま、天久聖一も参加する。
▼声のキャスト コメント
■坂本慎太郎(研二役)
大橋さんから「研二の声をやってほしい」と言われた時は本当に驚きました。アフレコは楽しかったです。もともと好きな漫画ですし、7年も一人で描き続けているという監督の執念にも痺れていたので、このような形で参加できて光栄です。
■駒井蓮(亜矢役)
それぞれのキャラクターがとても魅力的で、すぐに『音楽』の虜になりました。そこに声を吹き込んでいくのは凄く緊張しましたが、坂本さんをはじめとする皆さんと、楽しみながらアフレコをさせて頂きました。シンプルだけど、熱い、音楽。私自身、公開が楽しみです!
■前野朋哉(太田役)
『音楽』に自分が参加できると決まった時、感激で震えました。アフレコでは出来上がっている映像を観て震えました。そして坂本慎太郎さんの声を聞いて震えました。ずっと震えてました。まだ完成は観れていませんがきっと震える事になるでしょう!
■平岩紙(森田役)
まずは、この映画に参加できたことを、とても嬉しく思っています。アフレコの際、皆さんそれぞれの声とキャラクターとのハマり方に感動しました。今回、私は一日のアフレコでしたが、あれから数ヶ月たった今も、もう一度森田くんを演じたいと思っているほど大切な作品となりました。監督をはじめ、スタッフの皆さんの長年の熱意と労力が見事に謳歌して作り上げられた『音楽』の世界を一人でも多くの方にご堪能いただきたいです!
■芹澤興人(朝倉役)
大橋さんの『音楽』に声と音楽が入るだけでも凄いのに、そこに岩井澤監督の執念のアニメーションが絡まってるんです。浴びたことのない多幸感溢れる作品になっているはずです。僕も早く観たい。
■竹中直人(大場役)
大ファンだった大橋裕之さんの作品にまさか自分が参加するなどと思う訳がない。ところが!ぼくは参加してしまったのだ!まさかの出来事に僕のこころと脳は破裂するに違いないっ!と心底思った…!しかし!ぼくはまだ確実に生きている!きっと大橋さんとの出会いはこれだけでは終わらないのだ!いや終わらせてたまるか!「大橋さん!みこしぶっこわそー!うおー!うわぁー!ずうおー!!!」
『音楽』
2020年1月 新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:岩井澤健治
原作:大橋裕之「音楽と漫画」(太田出版)
声の出演:坂本慎太郎 駒井蓮 前野朋哉 芹澤興人 平岩紙 竹中直人 山本圭祐 れっぴーず 姫乃たま 天久聖一
配給:ロックンロール・マウンテン
©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン