直木賞作家・白石一文による男女の極限の愛を描いた衝撃作を映画化し、柄本佑と瀧内公美がダブル主演を務める、日本映画界を代表する脚本家・荒井晴彦の監督第3作『火口のふたり』が、8月23日より公開される。このほど、大胆かつ濃密なラブシーンが多いことから、劇場での上映がNGとなった、幻の予告編がお披露目となった。
10日後に結婚式を控えた直子は、故郷の秋田に帰省した昔の恋人・賢治と久しぶりの再会を果たす。蘇ってくるのは、ただ欲望のままに生きていた青春の日々。「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」身体に刻まれた快楽の記憶と葛藤の果てに、ふたりが辿り着く先とは。どうしても離れらない二人の姿は「世界が終わるとき、誰と何をして過ごすか?」という究極の問いを、観る者へ突きつける。
幻の予告編では、賢治(柄本佑)が、直子(瀧内公美)を玄関先で後ろから抱きしめ激しく求め合うシーンや、ベッドの上で濃密に抱き合うカットなどが新たに追加。男性ヌード写真で知られる、野村佐紀子によるモノクローム写真もキーアイテムとして登場する本作。彼らの青春時代を蘇らせる写真のカットでは、学校の教室で下着姿を露わにし、「もっとちゃんと自分の身体の言い分、聞いてあげた方がよかったと思って」という直子のセリフが、官能的な表情と共につづられる。さらに、直子がめくるフォトアルバムのシーンでは、公開済みの予告編とは異なるカット(アルバムの別のページ部分)が使用されている。
『火口のふたり』
8月23日(金)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督・脚本:荒井晴彦
原作:白石一文「火口のふたり」(河出文庫刊)
音楽:下田逸郎
出演:柄本佑 瀧内公美
配給:ファントム・フィルム
【ストーリー】 10日後に結婚式を控えた直子(瀧内公美)は、故郷の秋田に帰省した昔の恋人・賢治(柄本佑)と久しぶりの再会を果たす。新しい生活のため片づけていた荷物の中から直子が取り出した一冊のアルバム。そこには一糸纏わぬふたりの姿が、モノクロームの写真に映し出されていた。蘇ってくるのは、ただ欲望のままに生きていた青春の日々。「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」直子の婚約者が戻るまでの5日間。身体に刻まれた快楽の記憶と葛藤の果てに、ふたりが辿り着いた先は…。
©2019「火口のふたり」製作委員会