風力発電で未来を切り開いた少年の実話『風をつかまえた少年』予告編 伊東健人がナレーション!

第86回アカデミー賞作品賞受賞作『それでも夜は明ける』で主演を務めたキウェテル・イジョフォーによる初監督作『風をつかまえた少年』が、8月2日より公開される。このほど、予告編がお披露目となった。

本作は、2001年に大きな干ばつが襲ったアフリカの最貧国マラウイを舞台に、飢餓による貧困のため通学を断念した14歳の少年ウィリアム・カムクワンバが、図書館で出会った一冊の本を元に、独学で廃品を利用した風力発電を作り上げ、家族と自身の未来を切り開いた奇跡の実話を映画化。ウィリアムのこの体験をもとにした本「風をつかまえた少年」(文藝春秋刊)は、世界23カ国で翻訳されベストセラーとなった。また、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)特使も務め、アフリカの飢饉への国際社会の支援も訴えるアンジェリーナ・ジョリーも絶賛を寄せている。

予告編では、アフリカのマラウイを干ばつが襲い、14歳の主人公ウィリアム(マックスウェル・シンバ)は学費が払えず中学校を退学になる。ウィリアムは図書館で見つけた一冊の本から、風車を使って電力を起こし水を手に入れる方法を知るが、いまだに祈りで雨を降らせようとする村では、最愛の父トライウェル(キウェテル・イジョフォー)でさえウィリアムの行動を理解せず激昂、友人からも突き放されてしまう。それでも家族を助けたいという真っ直ぐな思いで実験を繰り返すウィリアムの姿に周りが徐々に動かされていき、観る者の好奇心と感動を呼び起こす映像となっている。

予告編のナレーションは、アニメ「ヲタクに恋は難しい」などで今注目の若手声優、伊東健人が映画予告初挑戦で務めた。

『風をつかまえた少年』
8月2日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本・出演:キウェテル・イジョフォー
原作:ウィリアム・カムクワンバ ブライアン・ミーラー「風をつかまえた少年」(文藝春秋刊)
出演:マックスウェル・シンバ アイサ・マイガ
配給:ロングライド

【ストーリー】 2001年、アフリカの最貧国マラウイを大干ばつが襲う。14歳のウィリアム(マックスウェル・シンバ)は飢饉による貧困で学費を払えず通学を断念するが、図書館で一冊の本と出会い、独学で風力発電のできる風車を作り、乾いた畑に水を引くことを思いつく。いまだに祈りで雨を降らせようとする村で、最愛の父でさえウィリアムの言葉に耳を貸さない。それでも家族を助けたいという彼のまっすぐな想いが、徐々に周りを動かし始める。

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