桜井日奈子が優等生と不良少女の二役に挑戦!宮脇明子の人気漫画を34年ぶりに映像化 ドラマ「ヤヌスの鏡」8月にFODにて配信!

1981年から1982年に「週刊セブンティーン」にて連載された宮脇明子の人気漫画を、桜井日奈子を主演に迎えて34年ぶりに映像化する連続ドラマ「ヤヌスの鏡」が、8月にフジテレビが運営する動画配信サービスFODにて配信されることが決定した。

本作は、厳格な家庭に育つ優等生の高校生・小沢裕美(オザワヒロミ)が、厳しい祖母に閉じ込められた納戸の中で鏡台を見つけたことをきっかけに、“ユミ”という全く別の人格を持った不良少女に変貌してしまう姿を描く。

1985年に映像化され、フジテレビで放送されたドラマは、「古代ローマの神・ヤヌスは、物事の内と外を同時に見ることができたという。この物語は、ヤヌスにもう1つの心を覗かれてしまった少女の壮大なロマンである。もし、あなたに、もう1つ顔があったら…」というナレーションが今も記憶に残っている人も多く、大きな話題となった。

主人公・小沢裕美(ヒロミ/ユミ)役を演じるのは、今年はドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」、「みかづき」が放送され、主演映画『殺さない彼と死なない彼女』(秋公開)、『任侠学園』(9月27日公開)、コントライブ「内村文化祭’19三茶」(8月28日~8月29日公演)などの出演作が控えている桜井日奈子。大人しい優等生・ヒロミと夜の繁華街に現れる不良少女・ユミという正反対の人格を演じ分ける難しい役どころに挑戦する。

■桜井日奈子(小沢裕美役) コメント
ヒロミとユミ、同じ人間だけど対照的な2人が色々な人を巻き込んで本当の自分とは何か、葛藤する物語です。原作はお話をいただいてから読みました。ヒロミは今まで演じてきた役に近かったのですが、ユミは今までに演じたことがない挑戦的な役でした。ユミの何にも動じない余裕と強さを表現するにはどうすればいいのか、強がりに見えないように気をつけました。衣装やメイクが特徴的なので、2人のスイッチの切り替えはそういったことで助けていただきました。大人しい優等生でいようとするヒロミと対照的なユミの、それぞれの気持ちに寄り添うことは難しくはなかったです。誰でも多面をもっていると思います。それは、理性がきちんと働く普通の人でも少なからず心のバランスを保つのに必要だし、多面であって当たり前なのかもしれないな、と改めで思いました。誰もが抱える心の悩みに寄り添える作品になれると嬉しいです。

■清水一幸(企画・プロデュース) コメント
子供の頃、テレビにくぎ付けになった作品の一つに「ヤヌスの鏡」がありました。「古代ローマの神・ヤヌスは…」で始まるナレーション、優等生と不良少女の二役を演じ、変わる主人公の姿にドキドキしたのを覚えています。今回、34年の時を経て、改めて映像化に挑戦しようと企画しました。そして、“主人公は誰に?”と考えたときに、この役柄はとにかく普段とのギャップ、不良少女のイメージからかけ離れている方に尽きる!と思い、それは…桜井さんしかいない!と思い、桜井日奈子さんにお願いしました。実際の桜井さんの演技はとても素晴らしく、見事に二役を演じきってくれました。普段は優等生の役が多い桜井さんの不良少女姿、こちらも必見です(笑)。皆様、楽しみにしていてください!

「ヤヌスの鏡」
8月、動画配信サービスFODにて配信予定
演出:水田成英(FCC) 佐藤さやか おおはたしんじ
原作:宮脇明子「ヤヌスの鏡」(集英社文庫<コミック版>刊)
脚本:阿相クミコ 青木江梨花
出演:桜井日奈子

【ストーリー】 主人公・ヒロミ(桜井日奈子)は、厳格な家庭に育ち、幼い頃から祖母の貴子に厳しく教育されてきた。特に異性との交友については厳しく、交際などもってのほか。しかし、ヒロミも普通の女子高生と同様に恋をし、ひそかに生徒会長の進藤に憧れていた。あるとき、進藤の存在が貴子に知られ、激怒した貴子は納戸にヒロミを閉じ込めてしまう。その納戸で見つけた古い鏡台の引き出しの中には、口紅や香水、さらに母・由起子の破れた写真が…。動揺したヒロミは誤って香水を床に落としてしまう。すると、幼いヒロミが鏡台に映った自分に話しかけている姿を見て、過去の記憶がフラッシュバックし、遂には気を失う。気がつくとヒロミは全く違う人格のユミに入れ替わっていて…。

(C)宮脇明子/集英社 フジテレビ