西島秀俊、生「いてまえ!」に「感動した!」『空母いぶき』大ヒット御礼舞台挨拶レポート

「沈黙の艦隊」「ジパング」のかわぐちかいじによる累計350万部突破のベストセラーコミックを、西島秀俊と佐々木蔵之介の共演で映画化した『空母いぶき』が5月24日より公開中。このほど、6月7日にTOHOシネマズ 日比谷にて行われた大ヒット御礼舞台挨拶に、西島秀俊、山内圭哉、和田正人が登壇した。

空母いぶき艦長・秋津役を演じた西島、イージス艦いそかぜの艦長・浮船役の山内、いそかぜの砲雷長・岡部役の和田が登壇すると、会場からは大きな拍手が。西島は「今日は大人気のいそがぜ艦長と砲雷長が来てくださったので、たくさん裏話を話してくれると思います」と挨拶し、映画の大ヒットについて「たくさんの皆さんに観ていただいて、感無量です」と笑顔を見せた。

劇中のセリフ「いてまえー!」が話題沸騰中の山内は、「親族から『いてまえ!』というLINEメッセージがちょいちょい来る」そうだが、「俺が言うたセリフをわざわざ書いてくるってね。特に叔母が(笑)」と親族をイジって会場を笑わせた。

映画の大ヒットは耳に入ってきているという和田だが、「どこか実感がない」という。「私も山内さんも撮影が一日で終わった」そうで、「たった一日の労働時間で、こんな大ヒットをあやかって良いのかという、申し訳ない気持ちがある」と裏話を暴露した。

「いてまえ!」シーンの人気について、西島は「大阪はもちろんでしたけど、全国どこに行っても司会の方が『いてまえ!』の話をすると、ドーンとウケていた」ことを説明。さらに「(共演者の)本田翼さんも、深川麻衣さんも、秋津と(佐々木蔵之介演じる)新波のどちらが好みかを聞かれて、『いそかぜの浮船艦長が好き』って(笑)。同時ではなく、それぞれが別に聞かれてですからね」と、嫉妬混じりの苦笑いを浮かべていた。

中盤には壇上の3人で人気シーンを再現する場面も。山内が「いてまえ!」と叫ぶと、西島は「感動した! 生はいいねえ!」と笑顔で声を上げていた。

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『空母いぶき』
5月24日(金)全国ロードショー
監督:若松節朗
原作・監修:かわぐちかいじ「空母いぶき」(小学館「ビッグコミック」連載中、協力:惠谷治)
脚本:伊藤和典 長谷川康夫
音楽:岩代太郎
出演:西島秀俊 佐々木蔵之介 藤竜也 村上淳 石田法嗣 戸次重幸 市原隼人 平埜生成 金井勇太 工藤俊作 千葉哲也 山内圭哉 和田正人 玉木宏 横田栄司 髙嶋政宏 堂珍嘉邦 袴田吉彦 渡辺邦斗 佐藤浩市 益岡徹 中村育二 吉田栄作 三浦誠己 本田翼 斉藤由貴 片桐仁 土村芳 中井貴一 深川麻衣 伊達円祐 小倉久寛 岩谷健司 今井隆利
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 世界が再び「空母の時代」へと突入した20XX年。日本の最南端沖で起こった国籍不明の軍事勢力による突然の発砲。日本の領土の一部が占領され、海保隊員が拘束された。未曾有の緊張が走る中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする護衛隊群を現場に向かわせる。空がうっすらと白み始めた午前6時23分。この後日本は、かつて経験したことのない一日を迎えることになる―。

©かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ