サービス提供開始から3周年を迎え、全世界で900万DLを突破した本格タクティクスシミュレーションRPG「誰ガ為のアルケミスト」をアニメ映画化した『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』が、6月14日より公開される。このほど、5月31日に東京ドームシティ Gallery AaMoにて河森正治プロデビュー40周年記念展「河森正治EXPO」のトークセッションが実施され、河森正治、アーティスト・西川貴教、声優・寺島拓篤、声優・梶裕貴が登壇した。
マクロスシリーズをはじめ、河森作品のファンだという応援アンバサダーの西川は、今回、河森たっての希望で応援アンバサダーに就任したことへの驚きと喜びを語った。また、「ここは是非見てほしい!というポイントは?」という質問に、「全部のエリアにいろんなものが詰まりすぎていて、一度入ったら出られないんじゃないか、誰も出てこないんじゃないかと心配になるくらい!皆さん気を付けてください、これは河森さんの罠です(笑)」と、圧倒的な展示品の多さやその内容の“濃さ”について冗談を交えつつアピール。さらに、西川のマスコットキャラクター「タボくん」と河森正治EXPOのコラボTシャツを発表。「めちゃくちゃかわいい!」と寺島、梶からも好評だった。
最後に、河森は50周年に向けて「このEXPOを準備している中でも、もっとこうしたいって事をいくつも発見しました。総監督を務める『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』が6月14日に公開するのですが、初の原作モノに挑戦しました。今後は新しいメディアにも挑戦したいと思ってますし、まだまだいろんなことにチャレンジしていきたいです」と意気込みをコメントした。
登壇者 コメント
■河森正治
40年間仕事をしてきた色々な世界観や、ずっと念願だったドームシアターをはじめとして、ストーリーメモ、デザインのラフ、絵コンテ、子供時代から今日までインスピレーションを受けた写真など、様々な展示をしています。今回、今まで公開したことのない資料が半分ほどにのぼると思います。いろんな作品の魅力を発見していただけたら嬉しいです。40年間の仕事を振り返って、本当にたくさんのファンの方々に支えられてここまで来られたことを改めて実感しましたし、関わってくれた多くのスタッフには感謝の念に堪えません。世に出なかったラフ画の山ですので、モノヅクリをしている方々は、ちょっとした没にはめげずに(笑)このEXPOが励みになればうれしいです。作品は自分ひとりでは創れない。集団創作です。ファンの皆さんも参加できるお祭りとして今回「EXPO」という形で開催しました。
■西川貴教(応援アンバサダー)
40年という歴史の中で数々の作品が生まれ、今もワクワクさせ続けることができる河森さんの世界観にこうして触れられるのは本当に貴重な機会だと思います。是非お越しください!
■寺島拓篤(声優)
河森さんとお話しさせていただく機会は今までたくさんありましたが、今まで見たことのない資料等、発見がたくさんありました!河森さんは見識が広くて好奇心を忘れない方。河森さんがどういうものをみて、どういう人生の旅をしてきたのかがよくわかりました。マクロスをはじめこれまでの作品はもちろん、きっと、皆さんが見たことのない色々な魅力がいっぱい詰まった展覧会になっております。必ず、楽しんでいただける展覧会になっていると思いますので是非是非お越しください!
■梶裕貴(声優)
初めて寺島くんと会ったときは、まさか数年後、自分が同じ「アクエリオン」という作品に出演させていただき、このような素晴らしい機会に恵まれるとは思っていなかったです。展示を拝見させていただいて、当時の記憶が蘇りました!そして河森作品には、こんなにも沢山の愛すべきキャラクターたちがいるんだな、というのを改めて感じました。「K-40ドームシアター」では、自分もアニメの世界に入り込んだかのような気持ちで楽しめました!河森さんは熱い開拓精神がある方。常に新しいことに挑戦されているイメージがあります。今回のこのEXPOは、あらゆる河森正治ファンの皆様に間違いなく楽しんでいただけるものだと思います!
『劇場版 誰ガ為のアルケミスト』
6月14日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー
総監督:河森正治
監督:高橋正典
原作:今泉潤/FgG
脚本:根元歳三
音楽:AkiyoshiYasuda(★STARGUiTAR)
主題歌・エンディングソング:石崎ひゅーい「Namida」「あの夏の日の魔法」(EPICレコードジャパン)
声の出演:水瀬いのり 逢坂良太 降幡愛 花江夏樹 石川界人 堀江由衣 生天目仁美 内田雄馬 今井麻美 早見沙織 江口拓也 Lynn 福山潤
配給:アスミック・エース
【ストーリー】 演劇部に所属する自分に自信の持てない女子高生カスミ(声:水瀬いのり)は、ある日、不思議な声に導かれて異世界バベル大陸へと召喚される。そこは、伝説の存在・暗黒竜デストルークにより、錬金術も魔法も封じられ、“闇の魔人”が跋扈する世界だった。カスミは、彼女を召喚した魔法使いのリズ、ガンナーのエドガーと出会い行動を共にする。“闇の魔人”の魔の手はレジスタンスの村へと迫る。絶望を目前にしたカスミの脳裏に、意外なビジョンがふと浮かび上がる。それは、カスミの中に眠る彼女の“本当の強さ”が目覚めようとしている兆しだった―。「お願い、届いて、私の中に力があるなら…」
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