松坂桃李、仕事の悩み相談に「楽しみを原動力に変える」『居眠り磐音』“大入り”御礼舞台挨拶レポート

シリーズ累計発行部数2000万部を突破した佐伯泰英による名作を、時代劇初主演の松坂桃李、本木克英監督で初映画化した『居眠り磐音』(いねむりいわね)が、5月17日より公開中。このほど、5月29日に新宿ピカデリーにて“大入り”御礼舞台挨拶が開催され、キャストの松坂桃李、木村文乃、本木克英監督が登壇した。

松坂本人が大入り袋を来場者に手渡すというサプライズ演出から始まった本イベント。直接ファンと触れ合った松坂は「3回、5回、8回観ましたとか…。僕らより観ている(笑)」と映画を何回も観てくれているファンに感謝しつつ、「直接、一人一人の方に感謝の言葉を言えるのは、改めて良いなと思いました」と貴重な体験を喜んだ。

本作を「デートで観ると、女性は泣いてしまうので大変」という木村。「カップルで行かれる際は、(女性は)メイクポーチ必須。化粧直しの時間があるので、男性はそれを待つ心の広さとゆとりを持っていただけたら、その後のご飯も楽しくなるのでは?」と世の男女にアドバイスし、会場を盛り上げた。

観客から仕事の悩みを聞くスペシャルコーナーで、「桃李さんが素敵すぎて、磐音様と連続ドラマ(「パーフェクトワールド」)に引っ張られ過ぎて、頭の中が異次元に。どうしたら良いですか?」という相談が。漫画「ONE PIECE」に引っ張られているという松坂も、続きが気になって「『どうなるんだ!?』と、なったりします」と同調し、「目の前の仕事に向けて、楽しみを原動力に変える。『これが終わったらアニメ観よう!』とか、『これが終わったらコンビニ行ってジャンプ買おう!』みたいな変換をすれば、あっという間に時が過ぎ去る」と持論を展開し、会場のファンを納得させていた。

【フォトギャラリーはコチラ】

『居眠り磐音』
5月17日(金)より全国ロードショー
監督:本木克英
原作:佐伯泰英「居眠り磐音 決定版」(文春文庫刊)
脚本:藤本有紀
音楽:髙見優
主題歌:MISIA「LOVED」
出演:松坂桃李 木村文乃 芳根京子 柄本佑 杉野遥亮 佐々木蔵之介 陣内孝則 谷原章介 中村梅雀 柄本明
配給:松竹

【ストーリー】 主人公・坂崎磐音(松坂桃李)は、故郷・豊後関前藩で起きた、ある哀しい事件により、二人の幼馴染を失い、祝言を間近に控えた許嫁の奈緒(芳根京子)を残して脱藩。すべてを失い、浪人の身となった―。江戸で長屋暮らしを始めた磐音は、長屋の大家・金兵衛(中村梅雀)の紹介もあり、昼間はうなぎ屋、夜は両替屋・今津屋の用心棒として働き始める。春風のように穏やかで、誰に対しても礼節を重んじる優しい人柄に加え、剣も立つ磐音は次第に周囲から信頼され、金兵衛の娘・おこん(木村文乃)からも好意を持たれるように。そんな折、幕府が流通させた新貨幣をめぐる陰謀に巻き込まれ、磐音は江戸で出会った大切な人たちを守るため、哀しみを胸に悪に立ち向かう―。

©2019映画「居眠り磐音」製作委員会