新鋭映画監督・奥山大史の長編デビュー作『僕はイエス様が嫌い』が、5月31日より公開される。このほど、映画界の著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられ、併せて、そのコメントが収録された予告編がお披露目となった。
祖母と一緒に暮らすために、東京から雪深い地方のミッション系の小学校へ転校することになった少年ユラ。日々の礼拝に戸惑うユラの前に現れたのは、小さなイエス様だった。他人には見えないが、願い事を必ず叶えてくれるイエス様を信じ始めたころ、ユラに大きな試練が降りかかる。
コメント入り予告編に映し出されるのは、雪の上でサッカーを興じる少年たち。雪に足を取られながら夢中でボールを追いかける二人を、少し引いた場所から捉えた、美しいワンシーン、ワンカットが印象的だ。
著名人 絶賛コメント
■斎藤工(俳優/映画監督)
惚れ惚れする程チャーミングな作品。奥山監督がユーモラスかつ実直に織りなす本作の愛しき世界観に邦画の新時代の幕開けを感じました。
■大竹しのぶ(女優)
何気ないカットの積み重ね。何の芝居をしない自由な子供たち。太陽の光に照らされた雪、そして食卓。少年は、その中で大人になってゆく。悲しみを知り、怒りを覚え、そして、確かな愛を掴んでゆくのだ。慎ましく、優しく、それでも真髄をついている。そう、奥山監督自身のような作品なのである。これからもずっと応援します。
■是枝裕和(映画監督)
新しいけど、懐かしい。重いけど、軽やか。切なくて、面白くて…。そして、やっぱり面白い。
■岩井俊二(映画監督/作家)
子供にも負けない、底なしの空想力があってこそ叶う、奇跡の映画である。
■行定勲(映画監督)
信じれば救われる。しかし、願いが叶うばかりではなく、むしろ叶わないことの方が多い。その裏切られたような気持ちを知りながら私たちは大人になってきた。こんなにも子供の頃の気持ちを表したタイトルはない。新世代の映画の兆しを感じる映画であると共に、忘れ難い記憶を思い出させてくれる素晴らしい映画だった。
『僕はイエス様が嫌い』
5月31日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次ロードショー
監督・撮影・脚本・編集:奥山大史
出演:佐藤結良 大熊理樹 チャド・マレーン 木引優子 ただのあっ子 二瓶鮫一 秋山建一 大迫一平 北山雅康 佐伯日菜子
配給:ショウゲート
【ストーリー】 祖母と一緒に暮らすために、東京から雪深い地方のミッション系の小学校へ転校することになった少年ユラ(佐藤結良)。日々の礼拝に戸惑うユラの前に現れたのは、小さな小さなイエス様だった。他の人には見えないけれど、願い事を必ず叶えてくれるイエス様を信じ始めたころ、ユラに大きな試練が降りかかる…。
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