高田宏治、永島敏行、松崎憲晃より絶賛コメント&予告編 ギャンブルに翻弄される男たちを描く『カスリコ』

昭和40年代の土佐を舞台に、究極のギャンブル“手本引き”に翻弄される人々、人生の哀歓を、石橋保、宅麻伸共演で描いた映画『カスリコ』が、6月22日より公開される。このほど、予告編がお披露目となり、併せて、脚本家・高田宏治、俳優・永島敏行、元「映画秘宝」編集長・松崎憲晃より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

昭和40年代、土佐。高知一の料理人と呼ばれた岡田吾一(石橋保)は、「賭博の終着駅」と言われる“手本引き”で破滅。途方に暮れていたところをヤクザの荒木五郎(宅麻伸)に拾われ、かつて自分が客として入り浸った賭場の下働き「カスリコ」として働き始める。行き場のない吾一はプライドを捨てて懸命に働くが、賭場の客たちやカスリコ仲間の悲喜交々を目の当たりにし、やがて人生を賭けた最後の大勝負に挑む。

予告編には、主人公・吾一が身を滅ぼすまでにのめり込み「賭博の終着駅」とも称される、日本が生んだ究極のギャンブル“手本引き“の緊張感溢れる賭場シーンが収められている。

著名人 絶賛コメント

■高田宏治(脚本家)
博奕は東映映画に欠かせない素材であったが、手本引きは玄人好みで映像化には苦労したものだ。高瀬監督はモノクロの光と影でいのち札にかける男の情念の哀しさ愚かさを丁寧に描いて大人の映画にしている。

■永島敏行(俳優)
アクションも恋愛も無い映画だが、男の本能、血が騒ぐ映画だ。と同時に男の情けなさを見せつけられる映画だ。是非、映画館の暗闇の中で一人孤独に観て欲しい映画です。

■松崎憲晃(元「映画秘宝」編集長)
勝負の勝ち負けは、必ずしも人生の勝ち負けではない。本人にとっての「矜持」の問題なのだ。『王将』『ハスラー』などなど…。古今東西の名画と同様の教訓と、ある種の爽快感を、この映画は与えてくれる。

『カスリコ』
6月22日よりユーロスペースほか全国順次公開
監督:高瀨將嗣
脚本:國吉卓爾
出演:石橋保 宅麻伸 中村育二 山根和馬 鎌倉太郎 金児憲史 高橋かおり 高橋長英 小市慢太郎 西山浩司 高杉亘 伊嵜充則 及川いぞう 西村雄正 大家由祐子 池上幸平 服部妙子
配給:シネムーブ 太秦

【ストーリー】 昭和40年代、土佐。高知一の料理人と呼ばれた岡田吾一(石橋保)は、「賭博の終着駅」と言われる“手本引き”で破滅。途方に暮れていたところをヤクザの荒木五郎(宅麻伸)に拾われ、かつて自分が客として入り浸った賭場の下働き「カスリコ」として働き始める。行き場のない吾一はプライドを捨てて懸命に働くが、賭場の客たちやカスリコ仲間の悲喜交々を目の当たりにし、やがて人生を賭けた最後の大勝負に挑む。

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