2017年、新たにアベンジャーズを中心としたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の世界に参戦したスパイダーマン。その最新作で、トム・ホランド主演の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が、6月28日(世界最速)より公開される。このほど、本作の新場面写真がお披露目となった。
スパイダーマンこと高校生のピーター・パーカーは、真のヒーローへと成長すべく、師匠とも言うべきアイアンマンに導かれてきた。そして、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の戦いを経て、ピーターは次なる戦いに挑むことになる。本作は、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギの発言により、MCUフェイズ3完結作であることも明らかとなった。
場面写真は、アイアンマン(トニー・スターク/ロバート・ダウニー・Jr)の壁画をバックにアイアン・スパイダー・アーマーに身を包み、葛藤しているかのような表情を浮かべるピーターの姿を捉える。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でスカウトされたピーター。『スパイダーマン:ホームカミング』では、ヒーローとしては未熟ながら、自分が授かった力を世のために活かしたいと切望するピーターと、それを見守るトニーとの師弟関係や、自分の力を過信し一人で躍起になるピーターに対しトニーが制する場面、まさに“ヒーローとは何か”を諭す場面が描かれた。『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、ヒーローの師弟から、一種の親子の様な関係へと発展をみせ、もっと二人の関係をみたいと思ったファンも多いに違いない。スパイダーマンは師匠から“鉄の意志”を継ぎ、“親愛なる隣人”から世界を守る真のヒーローとなることができるのか。本作は、MCUフェイズ3完結作としてアナウンスされたことも注目を集めている。
さらにスパイダーマンの新たなルックスもお披露目となった。スパイダーマンは、象徴的な赤と青のスーツのほか、トム・ホランドが“ステルス・スーツ”と呼ぶゴーグルが着いた真っ黒なスーツを身にまとう。トムはこの“ステルス・スーツ”について「最高にクールだよ。スパイダーマンのスーツは赤と青。それを新しい方向にもっていくことに観客はきっとワクワクしてくれるはずだよ」とコメントを寄せた。本作では、ニック・フューリーがスパイダーマンに大きく関わることも予想される。一体このスーツにどのような意味があるのか。スーツを着てスパイダーマンはどのようなミッションに立ち向かうのか。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
6月28日(金)公開
監督:ジョン・ワッツ
脚本:クリス・マッケナ&エリック・ソマーズ
出演:トム・ホランド サミュエル・L・ジャクソン ゼンデイヤ コビー・スマルダーズ ジョン・ファヴロー J・B・スムーヴ ジェイコブ・バタロン マーティン・スター マリサ・トメイ ジェイク・ギレンホール
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
【ストーリー】 ピーター(トム・ホランド)は夏休みに、学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かける。しかしそこでニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が突如現れ、ピーターにミッションを与える。目の前に立ちはだかる危機の大きさに、「僕はただの“隣人”だ」とピーターは怖気づくが、ニックはその使命をスパイダーマンに託す。ヴェネチア、ベルリン、ロンドンといったヨーロッパ都市をはじめ、各国を危機に陥れるのは、炎や水など自然の力を操るクリーチャーたち。世界に危機が迫る中、ニックはベック(ジェイク・ギレンホール)と呼ばれる人物をピーターに引き合わせる。“別の世界”から来たという彼もまた、ピーターと共に敵に立ち向かっていく。ベックは、マーベル・コミックでは「ミステリオ」として知られる人物。本作では味方となるのか、それとも――。そしてこの戦いに、ソーやキャプテン・マーベルの力は借りられない。ピーター=スパイダーマンはこの危機をどう乗り越えていくのか?今、世界は彼に託される…!