少女漫画誌「月刊 デザート」(講談社)にて連載中で、累計400万部を突破したあなしん原作の同名小説を、土屋太鳳主演、北村匠海、小関裕太、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友共演で映画化した『春待つ僕ら』のブルーレイ&DVDが5月10日より発売中。このほど、プレミアム・エディションに収録される映像特典の内容が一部お披露目となった。
■メイキング・オブ 春待つ僕ら
撮影の貴重なオフショットやインタビューが収められる「メイキング・オブ 春待つ僕ら」。2018年3月のクランクイン時の感想を、主演の土屋は「青春ってすごく繊細な時期を表現するので、改めて難しいなと感じた一日でした」と話す。人気若手俳優が一同に集結した本作のメイキングは、何と言ってもキャスト同士の仲睦まじさが伝わる撮影合間の様子が見どころ。特に男子キャストは、メイキング用のカメラに向かってふざけた表情を見せたり、じゃれ合ったり、男子同士で壁ドンをしたりと、まるで本当に男子高校生の日常をのぞいている様な感覚を味わうことができる。
その一方、バスケの試合シーンの裏側や練習風景では、男子キャストの真剣な表情が垣間見える。北村は「部活をやってきた風景を撮られているっていう感覚が強かったです」とコメント。また、天才バスケ選手でありながら男性メンバーの中で唯一バスケ未経験者だった小関が、本番で難解なシュートを決める様子も映し出される。
クランクアップとなる大勢のエキストラを集めたウインターカップのシーンでは、撮影前に沢山のエキストラに向けて土屋自らが挨拶。「今日は(皆さんも)共演となりますのでよろしくお願いします」という言葉の通り、バスケの選手役も観客席も一体となって撮影が進んでいく。そしてクランクアップをいよいよ迎えると、キャスト陣には、ロケ地の深谷市名産の深谷ねぎが贈呈。キャストそれぞれの最後の挨拶からも、爽やかで温かい現場の様子が伝わる。
■ビジュアルコメンタリー
ビジュアルコメンタリーには、土屋、北村、小関、磯村、杉野、稲葉、そして平川監督が一同に集結。コメンタリーでは主に平川監督が進行役となり、キャスト6人が撮影時のエピソードやそれぞれお互いの印象などをたっぷりと語る。男子キャスト陣よりも遅れてクランクインした土屋が、「皆さん既にクランクインしていたので、ちゃんと入って行けるかなと、本当に(演じた)美月のような気持ちだった」とクランクイン時の事を振り返り、北村が土屋と7年ぶりの競演で再会したことについて、「いい意味で真っ直ぐさが変わっていなくて嬉しかった」と口にする。
また、バスケのシーンでは「懐かし~」「楽しかったな~」と男子キャストのテンションも一段と上がってお互いのプレーを褒めあったり、胸キュンシーンでは歓声をあげて盛り上がったりと、メイキング同様にキャスト同士の仲の良さを垣間見る事ができる。
映画がクライマックスになるにつれて撮影を振り返るコメンタリーにも熱が入っていき、クランクアップのウインターカップの試合シーンでは、メイキングにも収録されている通り、男子キャストの身体の疲労もピークだった事が語られる。そんな現場では美月の「みんな頑張れ!」という台詞が、ひときわ現場で響いたそうで、北村は「同じ撮影期間を共にして色んな事があって、クランクアップの日だったから、美月として永久に言われている感覚と、太鳳に自分が言われている感覚がどっちもあった」と当時の心境を明かしている。
また、バスケの全国大会のシーンと平行して描かれるのが、土屋本人が考えて書いた文章が使用された、作文コンクールのシーン。美月が読み上げる作文の全文は撮影前日に決まったそうだが、土屋は「撮影をして実際に感じたことを文章にした」と振り返る。そんな土屋が書いた作文内容には一同思わず黙って聞き入っていた。
コメンタリーの締めくくりでは、最後にキャスト全員からそれぞれ一人一言ずつ熱のこもったコメントが語られる。
■稲葉友(宮本瑠衣役)
これだけ色んな思いが詰まっていることを知って頂けたら嬉しいですし、ずっとこの作品を愛してもらえたらこんなに嬉しいことはないです。
■杉野遥亮(多田竜二役)
映画を観ながら話すことや、一緒に作ってきた人と観るということ自体が初めてだったので、このメンバーでそれができたことが幸せだなと思ってます。
■磯村勇斗(若宮恭介役)
それぞれの裏話を聞いてより楽しめてもらえると思いますし、“再会待つ僕ら”として、またこのメンバーでやりたいです。ぜひこの『春待つ僕ら』の皆を引き続き応援してくれたら嬉しいです。
■小関裕太(神山亜哉役)
この長い時間をかけても話しきれない事が沢山あって、一人ひとりが本気で挑んでこの作品に携わっていたので、その熱量が少しでも伝わればいいなと思って話していました。
■北村匠海(浅倉永久役)
バスケシーンも含め時間をかけて作って、それぞれが悩んで、そしてできあがった作品です。青春映画でありながら、どこか土臭さみたいな温かみのある作品だと思うので、これから先もこの映画を観て救われる作品になってくれたら嬉しいです。
■土屋太鳳(春野美月役)
この空間が心地よくて、この映画の撮影自体もすごく良かったなと改めて感じました。その心地よさが観ている人にも届いていれば嬉しいですし、辛い時にぜひこの映画を思い出してくれると嬉しいです。
『春待つ僕ら』ブルーレイ&DVD 商品情報
3月13日(水)よりデジタルセル先行配信中
4月10日(水)よりレンタル・デジタルレンタル中
5月10日(金)より発売中
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
■【初回仕様】ブルーレイ プレミアム・エディション ¥5,990+税
■【初回仕様】DVD プレミアム・エディション ¥4,990+税
【プレミアム・エディション 映像特典】
<特典ディスク>
●ビジュアルコメンタリー(土屋太鳳、北村匠海、小関裕太、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友、平川雄一朗監督)
●メイキング・オブ 春待つ僕ら
●イベント映像集
<本編ディスク>
●予告編集
【プレミアム・エディション 初回仕様】
●ポストカードセット6枚組(土屋太鳳、北村匠海、小関裕太、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友)
●ビジュアルブック(12P)
●三方背スリーブケース
■DVD ¥3,990+税
『春待つ僕ら』
監督:平川雄一朗
原作:あなしん「春待つ僕ら」(講談社「KCデザート」刊)
脚本:おかざきさとこ
音楽:高見優
出演:土屋太鳳 北村匠海 小関裕太 磯村勇斗 杉野遥亮 稲葉友
【ストーリー】 高校入学を機に“脱ぼっち”を目指す美月(土屋太鳳)だが、何をやっても上手く行かない…。そんな美月のバイト先に、校内で人気のバスケ男子4人が突然現れ、美月の平凡だった日常をひっかき回す。一見チャラいが実はバスケに真剣で、仲間を大事にする4人の素顔を知り、次第に心を許していく美月と、「大事なものがきっと見つかると思うよ」と美月を励ます永久(北村匠海)。お互いが気になり始めた時、美月は、幼なじみの亜哉(小関裕太)と再会する。高校バスケ界期待の選手に成長していた亜哉は「僕の気持ちは変わらないよ」と告白する。全国大会で対戦する永久VS亜哉。全てを賭けた勝負が始まる。美月は複雑な気持ちを抱えつつ、一方で弱い自分を乗り越えるため、ある挑戦をするが―。
©あなしん/講談社 ©2018 映画「春待つ僕ら」製作委員会