西島秀俊、人生最大の決断は「家庭を持ったこと」映画『空母いぶき』完成披露試写会レポート

「沈黙の艦隊」「ジパング」のかわぐちかいじによる累計350万部突破のベストセラーコミックを、西島秀俊と佐々木蔵之介の共演で映画化する『空母いぶき』が5月24日に公開。このほど、4月22日に東京国際フォーラムにて完成披露試写会が行われ、舞台挨拶にキャストの西島秀俊、佐々木蔵之介、本田翼、小倉久寛、髙嶋政宏、玉木宏、戸次重幸、市原隼人、片桐仁、和田正人、平埜生成、土村芳、深川麻衣、山内圭哉、中井貴一、村上淳、吉田栄作、藤竜也、佐藤浩市、原作のかわぐちかいじ、企画の福井晴敏、そして若松節朗監督が登壇した。

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物語の舞台は、世界が再び「空母の時代」へと突入した20XX年。日本の最南端沖で国籍不明の軍事勢力による突然の発砲が起こり、日本領土の一部が占領され、海保隊員が拘束される。未曾有の緊張が走る中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする護衛隊群を現場に向かわせるが、日本はかつて経験したことのない一日を迎えることになる。

航空自衛隊エースパイロットの実績から艦長に抜擢された秋津竜太を演じる西島。本作への思いを聞かれた西島は「かわぐちかいじ先生の原作がついに初実写化ということで、このすごいキャストと素晴らしいスタッフが結集しました。ついに日本映画もここまで来たかというリアルな戦闘シーンと深い人間ドマラ。必ず皆さんが感動する作品に仕上がっていると思います」と熱く語った。

海上自衛隊生え抜きながら副長に甘んじる新波歳也役の佐々木。「空母いぶき」の映画化に「ひるんだ」という佐々木は、「オファーを受けて、怖いなと思ったんです。でも、これは戦争映画ではない。平和のための映画だと聞いて、その覚悟を持って出演した」とコメントした。

様々な決断を迫られる本作の内容にちなみ、「人生最大の決断は?」という質問が。西島は「家庭を持って、子供が生まれたのが大きなできごと。次の世代に何を残せるか、今の平和を残せるかを、より一層感じるようになった」と語った。

「細々とした決断はしている」という佐々木は「風呂が先か、ビールが先かは、いつも悩みどころ(笑)」と笑いつつも、「まじめに言うと、俳優という職業を選んだこと。実家が京都の酒屋なので、(家を継ぐのを)諦めてもらって、俳優になったのは人生最大の決断」と過去を振り返っていた。

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『空母いぶき』
5月24日(金)全国ロードショー
監督:若松節朗
原作・監修:かわぐちかいじ「空母いぶき」(小学館「ビッグコミック」連載中、協力:惠谷治)
脚本:伊藤和典 長谷川康夫
音楽:岩代太郎
出演:西島秀俊 佐々木蔵之介 藤竜也 村上淳 石田法嗣 戸次重幸 市原隼人 平埜生成 金井勇太 工藤俊作 千葉哲也 山内圭哉 和田正人 玉木宏 横田栄司 髙嶋政宏 堂珍嘉邦 袴田吉彦 渡辺邦斗 佐藤浩市 益岡徹 中村育二 吉田栄作 三浦誠己 本田翼 斉藤由貴 片桐仁 土村芳 中井貴一 深川麻衣 伊達円祐 小倉久寛 岩谷健司 今井隆利
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 世界が再び「空母の時代」へと突入した20XX年。日本の最南端沖で起こった国籍不明の軍事勢力による突然の発砲。日本の領土の一部が占領され、海保隊員が拘束された。未曾有の緊張が走る中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする護衛隊群を現場に向かわせる。空がうっすらと白み始めた午前6時23分。この後日本は、かつて経験したことのない一日を迎えることになる―。

©かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ