『男たちの挽歌』、『レッドクリフ』、『M:I-2』など数々の名作を手掛けた巨匠ジョン・ウー監督がメガホンをとり、金城武、チャン・ツィイー、ソン・ヘギョ、長澤まさみら日中韓の豪華キャストが集結した大河ロマン『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ,Ⅱ』が、6月7日よりPartⅠ、6月14日よりPartⅡが公開される。このほど、予告編がお披露目となった。
本作は、国民党の蒋介石と共産党の毛沢東の対立が最も激化した、1945年の国共内戦を舞台に、3組の男女の出会いと別れ、そして移りゆく愛を描く。前編は、戦争と時代に翻弄されながらも、命を燃やし、愛を貫いた3組の男女を描写。後編では、1,000人近い乗組員と乗客が犠牲になった上海発・台湾行きの大型客船「太平輪号沈没事件」を軸に、客船に乗り合わせた男女それぞれの運命を交差させる。3組の男女を演じる俳優陣には、金城武、長澤まさみ、チャン・ツィイー、ホアン・シャオミン、トン・ダーウェイ、ソン・ヘギョの中国・日本・韓国を代表する豪華キャストが集結した。
予告編には、北京・上海・台湾を舞台に、3組の男女が混沌とした内戦下の中でも必死に生き、愛し合う姿が収められている。学ラン姿のザークン(金城武)と着物姿の雅子(長澤まさみ)が雨のなか和傘をさす石階段のシーンは観る者の胸を躍らせ、さらに、戦地での砲撃や爆発、銃撃シーンは、『男たちの挽歌』シリーズからジョン・ウー作品のアクション監督を務めるブルース・ロウが担当し、迫力ある映像に仕上がっている。
『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ,Ⅱ』
6月7日(金)よりPartⅠ、6月14日(金)よりPartⅡが、シネマート新宿・心斎橋ほか順次ロードショー
監督・脚本:ジョン・ウー
原案:ワン・ホエリン
出演:チャン・ツィイー 金城武 ソン・ヘギョ ホアン・シャオミン トン・ダーウェイ 長澤まさみ
配給:ツイン
【ストーリー】
PartⅠ:1945年、国民党の将校、レイ・イーファン(ホアン・シャオミン)は、上海の舞踏会でチョウ・ユンフェン(ソン・ヘギョ)と運命的な出会いをする。しかし国共内戦が激化し、レイはユンフェンを残し内戦の最前線へと向かう。ユンフェンは新居の家屋で、「ザークン(金城武)」と記された絵と、額裏から「雅子(長澤まさみ)」の日記を発見する。ユイ・チェン(チャン・ツィイー)は、出征したまま行方不明になった恋人を探すため、従軍看護師に志願。十分な食糧が無いなかで見知らぬ兵士、トン・ターチン(トン・ダーウェイ)と家族のふりをして、食糧配給を得る―。
PartⅡ:1947年、1,000人近い乗客・乗組員を乗せて上海から台湾へ向かっていた大型客船「太平輪」。船にはユイ・チェン(チャン・ツィイー)、ザークン(金城武)、トン・ターチン(トン・ダーウェイ)が、それぞれに違う目的で乗船していた。深夜、近くの貨物船との衝突事故で、それまでお互いを知る事の無かった男女の3組の運命が交差する―。
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