1980年代に痛烈な言葉と音楽性でイギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンド「ザ・スミス」のボーカルリスト、スティーブン・モリッシーが、苦悩と挫折を乗り越え、世界にはばたくミュージシャンとして生きる姿を、『ダンケルク』のジャック・ロウデン主演で描く映画『ENGLAND IS MINE』(原題)が、邦題『イングランド・イズ・マイン モリッシー,はじまりの物語』に決定し、5月31日に公開される。併せて、予告編、ポスタービジュアル、新場面写真がお披露目となった。
本作は、モリッシーが1976年にマンチェスターの高校をドロップアウトし、ライブハウスに通いつめバンド批評を投稿する日々の中で、出会いや別れ、苦悩と挫折を乗り越え、ミュージシャンとしてのアイデンティティを建立するまでを描く。2017年エジンバラ国際映画祭クロージングほか世界各国の映画祭に出品され、高い評価を得た。
予告編では、仕事を辞めたスティーブン・パトリック・モリッシー(ジャック・ロウデン)が、友人リンダー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)の言葉に勇気づけられ、掲示板のメモを頼りにバンドを結成。音楽活動は順調だったが、他のメンバーがレーベルからオファーを受け、どうしてよいかわからず苦しむスティーブンは、彼の才能を信じる人々に後押しされ、再び詩を書き歌い始める。最初は自信のない“ただのスティーブン”が苦悩と挫折を乗り越え、やがて“毒舌モリッシー”となり、ミュージシャンとしてのアイデンティティを確立していく未来を予感させる映像となっている。
ポスタービジュアルは、みえない未来を見据えるモリッシーの傍に、のちにザ・スミスを結成するギタリストのジョニー・マーがギターを抱え並ぶ。4月19日より、オリジナルステッカー特典付きムビチケ(価格:1400円)が発売されることも決定した。
『イングランド・イズ・マイン モリッシー,はじまりの物語』
5月31日(金)よりシネクイントほか全国ロードショー
監督・脚本:マーク・ギル
プロデューサー:オライアン・ウィリアムズ
出演:ジャック・ロウデン ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ ジョディ・カマー
配給:パルコ
【ストーリー】 1976年マンチェスター。高校をドロップアウトしたスティーブン・モリッシー(ジャック・ロウデン)は、ライブに通っては批評を音楽紙に投稿するだけの毎日。家計を助けようと就職しても職場に馴染めず、仕事をサボって詩を書くことが唯一の慰めだった。そんな時、美大生のリンダー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と出会い、彼女の後押しもあってバンドを組むことになる。初ライブは成功、スティーブンはミュージシャンになろうと仕事を辞める。しかし順調に思えた彼を待ち受けたのは、別れや挫折だった。1982年、それでもあきらめずに音楽を続けるスティーブンの元に一人のギタリストが訪ねてくる。それは、のちに彼と「ザ・スミス」を結成するジョニー・マーだった。
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