綾辻行人、大島てる、人間食べ食べカエル、小島秀夫ら著名人より絶賛コメント!『マローボーン家の掟』

2018年洋画興収成績ナンバーワンに輝いた日本を始め、世界各国で大ヒットした『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のメガホンをとったJ・A・バヨナ監督が、初の製作総指揮を務めた映画『マローボーン家の掟』が4月12日より公開される。このほど、各界著名人より、自身が守り抜いてきた秘密の“掟”と併せて、本作を絶賛するコメントが寄せられた。

海沿いの森の中にひっそりとたたずむ大きな屋敷で暮らす、マローボーン家の4人兄妹は、不思議な“5つの掟”に従いながら、世間の目を逃れるように生きていた。忌まわしい過去を振り切り、この屋敷で再出発を図る彼らだったが、心優しい母親が病死し、凶悪殺人鬼である父親を殺害したことをきっかけに、4人の希望に満ちた日々はもろく崩れ出す。やがて平穏を保つための“掟”が次々と破られる。

著名人 絶賛コメント

■綾辻行人(作家)
とても美しくて怖くて、とても巧みで、そして切ない、愛おしい。観ていない人に多くは語れない。観た人とは何時間でも語り合いたい。そんな傑作である。

■大島てる(事故物件サイト管理人)
半世紀前のアメリカが舞台のスペイン映画という点は忘れていい。近い将来、『マローボーン家の掟』を想起させるような事件が、この日本で起きるだろう。
掟:カエルを絶対に交通事故に遭わせてはならない。さもなければ不幸になる。

■人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
ホラーの名産地スペインから、また新たな名作が生まれました。固い絆で結ばれた4兄妹たちの姿が胸を打つ。ホラー要素だけでなく、ミステリーとしても家族のドラマとしても優れた素晴らしい作品です。

■小島秀夫(ゲームクリエイター)
あのスパニッシュ・ホラーの傑作『永遠のこどもたち』以来の衝撃と感動!家族の罪と罰、愛と絆を描く。ホラー映画が、恐怖を与えるだけの、ひと夏の消費材ではなく、我々現代人の光と闇を映し出す“鏡”であり、永遠に残る人生の糧であることを、天才J・A・バヨナとセルヒオ・G・サンチェスの名コンビが再度、教えてくれる。

■山崎圭司(恐怖映画研究家)
謎めいた掟を胸に、どんなときも肩寄せあう兄妹が我がことのように愛おしい。彼らの澄んだ瞳を通して誰の心にもある郷愁が立ちのぼり、その風景のなかに幽霊がいる。過ぎた時間を焼きつけた、切ないまでの幽霊が。
掟:虫かご満タンになるまで捕まえない。※野原の昆虫を際限なく採取してくる子供だった為。

■山口敏太郎(オカルト作家)
家族は最も小さな共同体であり、小さな国家である。そこには独特の習慣や掟がある。それを破る者には恐るべき天罰が加えられる。家族愛は、憎しみと猟奇の二重奏で表現されるものだ。
掟:何故か、毎晩母親が風呂場の洗面器に水をたっぷり貼っていた。家を建て替えた時、その奇妙な儀式はなくなった。

■松原タニシ(事故物件住みます芸人)
僕は今まで七軒の事故物件に住んできたけれど、ここまで不気味で謎に満ちた“いわくつき”には出会ったことがない。逃げ場のない恐怖に立ち向かう兄弟たちの姿には、大変勇気をもらいました。そして怖い。
掟:一生事故物件に住み続け、幽霊を撮影すること。

■松江哲明(ドキュメンタリー監督)
彼らが守ろうとした世界のなんと恐ろしく、美しいことか。作品を覆っていた恐怖が一変するクライマックスに映像でしか表現できない感動があった。巧妙に仕組まれた演出は、見終えた瞬間、見返したくなる。
掟:早寝早起き。

■氏家譲寿/ナマニク(映画ライター)
スリラー小説の様な叙述トリックを映像で見事に表現していることに驚嘆。トリックのヒントも映像を“ある掟”に従わせることで提示されており、あえて邦題に“掟”という言葉を追加したセンスも含めて素晴らしい。
掟:使用済みデンタルフロスを排水溝に流すな!(詰まるだろが!)。

■レイナス(ホラー通信 ライター)
情緒的な映像に引き込まれ、油断してたら頭をガツンとやられました!衝撃的。愕然。観るときは注意を払ってよく見てください。これ以上は、何も言えません!

『マローボーン家の掟』
4月12日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督・脚本:セルヒオ・G・サンチェス
製作総指揮:J・A・バヨナ
出演:ジョージ・マッケイ ミア・ゴス チャーリー・ヒートン マシュー・スタッグ アニャ・テイラー=ジョイ
配給:キノフィルムズ 木下グループ

【ストーリー】 海沿いの森の中にひっそりとたたずむ大きな屋敷。そこに暮らすマローボーン家の4人兄妹は、不思議な“5つの掟”に従いながら、世間の目を逃れるように生きていた。忌まわしい過去を振り切り、この屋敷で再出発を図る彼らだったが、心優しい母親が病死し、凶悪殺人鬼である父親を殺害したことをきっかけに、4人の希望に満ちた日々はもろく崩れ出す。父親の死体を隠して封印した屋根裏部屋から響いてくる不気味な物音、鏡の中にうごめく怪しい影。いったいこの屋敷には、いかなる秘密が隠されているのか。やがて平穏を保つための“掟”が次々と破られ、心身共に追いつめられた長男ジャック(ジョージ・マッケイ)が、最愛の妹と弟たちを守るために下した決断とは…。

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