映像化不可能と言われた平山夢明による小説を、蜷川実花監督が藤原竜也主演で映画化する『Diner ダイナー』が、7月5日より公開される。このほど、本作のポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。
監督を務めるのは、写真家・映画監督として活躍する蜷川実花。本作は、蜷川にとって『さくらん』(2007)、興行収入22億円を超え社会現象にもなった『ヘルタースケルター』(2012)に続き、3本目の監督作品となる。主演は、幾多の個性的なキャラクターを怪演し、その圧倒的な演技力と存在感で、『デスノート』、『カイジ』、『僕だけがいない街』、『22年目の告白-私が殺人犯です-』をはじめとする主演作を大ヒットに導いてきた藤原竜也。本作では、天才シェフであり、元殺し屋のボンベロを演じる。そのほか、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二ら豪華俳優陣が、全員“殺し屋”役として登場する。
場面写真には、立ちすくむ少女の首に、鋭い眼光で包丁を突き立てているボンベロの姿が。ダイナーの“王”にふさわしいカリスマ性に包まれており、“食うか、消されるか”のダイナーの極限まで張りつめた空気が伝わってくるようだ。また、料理シーンでの、巨大な肉の塊を切り落とすボンベロの姿も。天才シェフの片鱗を見せるが、一体“何の生肉”を切っているのか…?どんな料理を作るのか、不気味さを感じさせる一枚となっている。
『Diner ダイナー』
7月5日(金)より公開
監督:蜷川実花
原作:平山夢明「ダイナー」(ポプラ社「ポプラ文庫」)
脚本:後藤ひろひと 杉山嘉一 蜷川実花
音楽:大沢伸一
出演:藤原竜也 窪田正孝 本郷奏多 武田真治 斎藤工 佐藤江梨子 金子ノブアキ 小栗旬 土屋アンナ 真矢ミキ 奥田瑛二
配給:ワーナー・ブラザース映画
【ストーリー】 そこは、命がゴミのように扱われる、殺し屋専用の食堂ダイナー<食堂>。店主は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ(藤原竜也)。「俺は、ここの王だ。砂糖の一粒まで俺に従う。」日給30万の怪しいアルバイトに手を出して売られたオオバカナコは、ウェイトレスとしてボンベロに買われてしまう。次々と店にやってくる殺し屋たち。オーダーは極上の料理か、殺し合いか…店主、ウェイトレス、殺し屋たち。新たな殺し合いが今、始まる―!
(C)2019 映画「Diner ダイナー」製作委員会