2017年、鈴木紗理奈にスペインのマドリード国際映画祭最優秀外国映画主演女優賞をもたらした『キセキの葉書』のジャッキー・ウー監督による、認知症になってしまった大好きなおばあちゃんの姿を、小学生の男の子の視点から描く映画『ばあばは、だいじょうぶ』が、5月10日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。
原作は、10万部のベストセラー絵本「ばあばは、だいじょうぶ」(原作:楠章子/挿絵:いしいつとむ)。ちょっと弱虫な小学生の翼は、喜寿を迎えたばあばが大好き。くじけそうになると、ばあばは、必ず「だいじょうぶだよ」と言ってくれる。だが、そんな優しいばあばが「わすれてしまう病気」になって、突然いなくなってしまう。
認知症になってしまうばあば役には、60年以上のキャリアを持つ冨士眞奈美。小学生の男の子・翼役には、「TOTO」のCMなどが話題を呼んだ天才子役・寺田心。さらには、映画、ドラマ、バラエティーと幅広く活躍する平泉成が、認知症の妻を持つ老人役で脇を固める。
本作は、2018年12月にイタリアで開催されたミラノ国際映画祭にて、寺田心が最優秀主演男優賞を最年少で受賞、ジャッキー・ウー監督が最優秀監督賞に輝くダブル受賞を成し遂げた。
『ばあばは、だいじょうぶ』
5月10日(金)より、全国イオンシネマにて公開
監督:ジャッキー・ウー
原作:楠章子「ばあばは、だいじょうぶ」(童心社刊)
脚本:仁瀬由深
出演:冨士眞奈美 寺田心 平泉成 松田陽子 内田裕也 土屋貴子 久保寺淳 小暮智美 金内真弓 金島清史 真上沙剣 板倉佳司
配給:イオンエンターテイメント エレファントハウス
【ストーリー】 ちょっと弱虫な小学生の翼(寺田心)は、喜寿を迎えたばあば(冨士眞奈美)、おとうさん(内田裕也)、おかあさん(松田陽子)と4人暮らし。翼は、ばあばのことが大好きだ。何かくじけそうになると、ばあばのところに行って、話を聞いてもらう。そんな時、ばあばは、必ず「だいじょうぶだよ」と言ってくれる。学校でいじめられても、ばあばが助けてくれた。そんな優しいばあばが少しずつ変わっていく。同じ質問を何度も繰り返すようになり、得意だった編み物ができなくなる。ばあばは「わすれてしまう病気(認知症)」になってしまったのだ。怒り出したり、大切にしていた庭の植物を枯らしてしまったり、翼のために作ったジャムを一人で食べてしまったり…。翼はなんだか怖くなって、近寄らなくなってしまった。そんなある日、ばあばは、靴も履かないで家を出たきり、いなくなってしまった。「ばあば、どこへ行ってしまったの?」やがて、翼は、ばあばの秘密を知る…。
©2018「ばあばは、だいじょうぶ」製作委員会