1980年代に痛烈な言葉と音楽性でイギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンド「ザ・スミス」のボーカルリスト、スティーブン・モリッシーが、苦悩と挫折を乗り越え、世界にはばたくミュージシャンとして生きる決意を、『ダンケルク』のジャック・ロウデン主演で描く青春音楽映画『ENGLAND IS MINE』(原題)が、5月31日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。
本作は、モリッシーが1976年にマンチェスターの高校をドロップアウトし、ライブハウスに通いつめバンド批評を投稿する日々の中で、出会いや別れ、苦悩と挫折を乗り越え、ミュージシャンとしてのアイデンティティを建立するまでを描く。2017年エジンバラ国際映画祭クロージングほか世界各国の映画祭に出品され、高い評価を得た。
皮肉屋でコミュニケーションが苦手、音楽への情熱は人一倍なのにどうして良いかわからず苦しむ、若き日のモリッシーを演じるのは、『ダンケルク』のコリンズ役で一躍ハリウッドスターの仲間入りを果たしたジャック・ロウデン。モリッシーの才能を見抜き後押しするアーティストの卵、リンダー・スターリング役には、TVシリーズ「ダウントン・アビー」のジェシカ・ブラウン・フィンドレイ。職場の同僚でモリッシーを誘惑するクリスティーン役には、新作ドラマ「キリング・イヴ/Killing Eve」で暗殺者ヴィラネル役に大抜擢されたジョディ・カマー。さらに、1970年代を代表するニューヨーク・ドールズ、ロキシーミュージック、セックス・ピストルズ、モット・ザ・フープルほか様々なアーティストの楽曲が物語を彩る。
モリッシーは精力的な活動でアーティストやファンの心を魅了し続けており、インタビュー集など関連書籍の発売も相次ぎ、5月24日には新作カバーアルバムの発売も決定している。
『ENGLAND IS MINE』(原題)
5月31日(金)よりシネクイントほか全国ロードショー
監督・脚本:マーク・ギル
プロデューサー:オライアン・ウィリアムズ
出演:ジャック・ロウデン ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ ジョディ・カマー
配給:パルコ
【ストーリー】 1976年マンチェスター。高校をドロップアウトしたスティーブン・モリッシー(ジャック・ロウデン)は、ライブに通っては批評を音楽紙に投稿するだけの毎日。家計を助けようと就職しても職場に馴染めず、仕事をサボって詩を書くことが唯一の慰めだった。そんな時、美大生のリンダー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と出会い、彼女の後押しもあってバンドを組むことになる。初ライブは成功、スティーブンはミュージシャンになろうと仕事を辞める。しかし順調に思えた彼を待ち受けたのは、別れや挫折だった。1982年、それでもあきらめずに音楽を続けるスティーブンの元に一人のギタリストが訪ねてくる。それは、のちに彼と「ザ・スミス」を結成するジョニー・マーだった。
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