MISIAの楽曲「LOVED」が主題歌に決定!松坂桃李 時代劇初主演『居眠り磐音』予告編

シリーズ累計発行部数2000万部を突破した佐伯泰英による名作を、時代劇初主演の松坂桃李、本木克英監督で初映画化した『居眠り磐音』(いねむりいわね)が、5月17日より公開となる。このほど、本作の主題歌がMISIAの「LOVED」に決定し、併せて、予告編がお披露目となった。

明和9年(1772年)4月、3年間の江戸勤番を終えた坂崎磐音は、幼なじみの二人と共に、九州・豊後関前藩に戻る。だが、帰藩早々に起きた“事件”により、磐音は二人の友を失い、祝言を間近に控えていた許婚を残したまま関前を後にする。江戸に辿り着いた磐音は、六間掘の金兵衛長屋で暮らし、昼は鰻割きとして、夜は両替商・今津屋で用心棒の仕事を始める。江戸での暮らしが慣れ始めてきた頃、今津屋が南鐐二朱銀をめぐる騒動に巻き込まれ、磐音は用心棒として今津屋を守るために立ち向かう。

主人公・坂崎磐音役には、映画『孤狼の血』で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞や第61回ブルーリボン賞助演男優賞、第92回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞など数々の映画賞を受賞し、さらに注目が集まる松坂桃李。本作で時代劇初主演を務める。浪人暮らしとなった磐音が江戸で身を寄せる金兵衛長屋の娘・おこん役には、「ボク、運命の人です。」、「99.9-刑事専門弁護士-SEASONⅡ」など様々なドラマで活躍し、「大奥」シリーズ完結作となる主演ドラマ「大奥 最終章」が控え、松坂とは5度目の共演となる木村文乃。美人で気風がよく世話好きな深川娘・おこんは、穏やかで優しいが、剣も立つ磐音に少しずつ惹かれていく。そして、磐音の許婚として祝言を間近に控えながら、悲しい運命に翻弄されてしまう小林奈緒役を、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインに抜擢され、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した芳根京子が演じる。

最新曲「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」が大ヒットを記録し、昨年末の第60回輝く!日本レコード大賞最優秀歌唱賞受賞や第69回NHK紅白歌合戦への出場で、さらなる話題を呼んだMISIA。主題歌として起用された楽曲は、MISIA最新アルバムに収録の「LOVED」。作詞作曲はアーティストの米倉利紀が手掛ける。予告編では、“あなたを好きになれて良かった”“それぞれ今を生きてゆくよ”といったストレートな歌詞が、本作の磐音(松坂桃李)と奈緒(芳根京子)の互いを想いながらも哀しい別れを決断してしまう切ない恋模様とリンクしており、劇中シーンの優しくも切ない世界観を演出している。

■MISIA コメント
多くの方に愛されているこの作品の映画化。その映画のエンディングで流れる歌として、この歌を選んでいただき大変嬉しいです。いち早く作品を観させていただきましたが、松坂桃李さん演じる磐音の柔らかで優しい眼差しの奥に陰る悲しみが切なく涙がこぼれました。「LOVED」は「恋愛」をし「失恋」をし「愛」だけを心に残した人の歌です。その心を伝えられるよう大切に大切に歌いました。これから映画をご覧になる皆さんはきっと、松坂桃李さん演じる磐音、またこの物語に登場する人々の悲しみや切なさ、愛、そして狂おしい願いのようなものを感じられると思います。その時歌で、この素晴らしい映画の世界観を伝えるお手伝いを出来ていたら幸いです。是非映画館に足を運び、ご覧ください。

■松坂桃李 コメント
MISIAさんの楽曲を聴かせて頂いた時、エンドロールで流れている画が瞬時に浮かんできました。そして、歌詞の言葉一つ一つが『居眠り磐音』の世界観と寄り添っており感動しました。特に「すれ違い背を向けた その数だけ愛おしくなる」という歌詞は、磐音と奈緒の悲恋を、その後の磐音が背負っているものは「痛みに学ぶ 真実抱きしめて」という歌詞に全て込められているように感じます。この曲を聴きながら撮影に臨みたかったくらいです。繰り返し聴いて、この作品を伝えていく上での養分としていきたいと思います。

『居眠り磐音』
5月17日(金)より全国ロードショー
監督:本木克英
原作:佐伯泰英「居眠り磐音 決定版」(文春文庫刊)
脚本:藤本有紀
音楽:髙見優
主題歌:MISIA「LOVED」
出演:松坂桃李 木村文乃 芳根京子 柄本佑 杉野遥亮 佐々木蔵之介 陣内孝則 谷原章介 中村梅雀 柄本明
配給:松竹

【ストーリー】 主人公・坂崎磐音(松坂桃李)は、故郷・豊後関前藩で起きた、ある哀しい事件により、二人の幼馴染を失い、祝言を間近に控えた許嫁の奈緒(芳根京子)を残して脱藩。すべてを失い、浪人の身となった―。江戸で長屋暮らしを始めた磐音は、長屋の大家・金兵衛(中村梅雀)の紹介もあり、昼間はうなぎ屋、夜は両替屋・今津屋の用心棒として働き始める。春風のように穏やかで、誰に対しても礼節を重んじる優しい人柄に加え、剣も立つ磐音は次第に周囲から信頼され、金兵衛の娘・おこん(木村文乃)からも好意を持たれるように。そんな折、幕府が流通させた新貨幣をめぐる陰謀に巻き込まれ、磐音は江戸で出会った大切な人たちを守るため、哀しみを胸に悪に立ち向かう―。

©2019映画「居眠り磐音」製作委員会