ある日突然死んだ男が猫の姿で家族の元に戻ってくるという、ファンタジーな世界観と温かいストーリーで人気を博したマンガ「トラさん」を、Kis-My-Ft2の北山宏光映画初主演で実写映画化した『トラさん~僕が猫になったワケ~』が2月15日より公開中。このほど、3月5日にTOHOシネマズ 日比谷にて“トラ泣き感謝!御礼舞台挨拶”が行われ、キャストの北山宏光、多部未華子、筧昌也監督が登壇した。
映画の感想が耳に届いているかという質問に「もちろん届いてますよ」という北山。「ムキムキの元マネージャーから、ムキムキなんですけど『すごい泣いた』というメールをもらった」と、“泣きそうもない人も泣いた”とをアピール。続いて多部は、「親友がこれから観に行くと言っていたので、まだ感想が届いていない」ことを説明すると、北山から「コミニュケーション、狭すぎでしょ! 情報を遮断するタイプ」と突っ込まれた。
筧監督は知人から「ハリウッドリメイクすれば?」と言われたことを明かすと、MCが北山に「英語できましたっけ?」と質問。これに北山は「What?」と得意顔で聞き返し、多部のコメントに対しても「Understand!」と英語で返して会場を爆笑させた。
北山の猫の姿が馴染んでいたという多部は「可愛く見えてくるというか(笑)。普段も可愛いですけど(笑)」となぜか大笑い。これについて北山は「猫スーツを着ている時はチヤホヤしてくれる。私服のときは全くかまってくれない」とボヤいていた。
御礼舞台挨拶を記念して、特製トラ猫ケーキでお祝いするシーンも。さらに、サプライズで監督から手紙と絵をプレゼントされた北山は、「手紙は、まさか、ちょっとずるい」としんみり。もらった絵に関しては「リビングに飾ります!」と嬉しそうな表情を浮かべていた。
『トラさん~僕が猫になったワケ~』
2月15日(金)全国ロードショー
監督:筧昌也
原作:「トラさん」板羽皆(集英社マーガレットコミックス刊)
出演:北山宏光 多部未華子 平澤宏々路 飯豊まりえ 富山えり子 要潤 バカリズム
配給:ショウゲート
【ストーリー】 売れないマンガ家の高畑寿々男(北山宏光)は、妻・奈津子(多部未華子)がパートで稼いだお金をギャンブルに使い、お気楽な生活を送っていたが、ある日突然、交通事故であっけなく死んでしまう。そんなスズオのダメ夫っぷりに“あの世の関所”が下した判決は、「執行猶予1ヶ月、過去の愚かな人生を挽回せよ。但し、猫の姿でー」。トラ猫の姿でナツコとミユ(平澤宏々路)のもとに戻ったスズオは、「トラさん」と名付けられて高畑家で飼われることに。愛する家族のために何かしたいと思うトラさん=スズオだが、猫だから言葉さえ通じない。スズオは、家族に何ができるのか。どうやって人生を挽回するのか―。
©板羽皆/集英社・2019「トラさん」製作委員会