SixTONESが“たこ焼き”を食べているだけで西畑大吾「嬉しい!」『映画 少年たち』旧奈良監獄凱旋イベント&大阪舞台挨拶付特別試写会レポート

1969年の初演以来、若者たちの圧倒的な感動を呼び、幾度も上演を重ねてきたジャニー喜多川、企画・構成・総合演出の舞台「少年たち」を、ジャニー喜多川が初めて映画で製作総指揮を務め、ジャニーズJr.の、SixTONES、Snow Man、なにわ男子・関西ジャニーズJr.の3グループがタッグを組み映画化した『映画 少年たち』が、3月29日より公開される。このほど、2月24日に旧奈良監獄にて旧奈良監獄凱旋イベント、大阪・なんばパークスシネマにて大阪舞台挨拶付特別試写会が開催され、SixTONES/ジャニーズJr.のジェシー、京本大我、髙地優吾、松村北斗、森本慎太郎、田中樹、なにわ男子/関西ジャニーズJr.の西畑大吾、関西ジャニーズJr.の室龍太、Aぇ!group/関西ジャニーズJr.の小島健、そして本木克英監督が登壇した。

■旧奈良監獄凱旋イベント
約一年ぶりに撮影地、旧奈良監獄に監督とキャストが凱旋。旧奈良監獄内で100人の観客を前にスペシャルトークショーが行われた。明治期に建設された五大監獄の一つで、2017年に重要文化財に指定された旧奈良監獄での今回の撮影は、映画の製作総指揮であるジャニー喜多川が、同施設がホテルに変わるというニュースを見たのが始まりだという。「この場所だったら本物の『少年たち』が撮れる」、とジャニー社長がおっしゃった、と本木監督は語る。そこで、法務省や関係各所の調整の下、撮影が実現。旧奈良監獄での映画撮影は初めてのことで、『映画 少年たち』が記念すべき撮影第一号の映画となった。撮影以来となった今回の再訪に出演者たちは、「この地に戻ってくることができて光栄」と語った。

ちょうど一年前の二月の撮影はとても寒く、「カイロを20枚くらい貼りながら撮影にのぞんだ」というジェシー。松村は寒かった分、実際の刑務所で過ごすように「リアリティ」を作れたのではと話す。雪の降る日もある中、西畑は春の設定のシーンを5分丈の衣装で撮影をしたと、大変な撮影を振り返った。映画の最大の見所でもある冒頭8分間にも及ぶ一カット撮影については、約二か月の準備を要し、入念なリハーサルが行われたそう。ダンスが苦手という髙地は、最後の7分頃に登場するため、「ミスをしたらイチからやり直し、まわりに迷惑をかけたらやばい」と相当なプレッシャーがあったようだが、見事一発OKで撮影を終えたという。また、室は、いかつい役作りをしていったが病弱な役だったと会場の笑いを誘った。

そして、旧奈良監獄を管理する法務省協力の下に製作された映画ということで、法務省奈良地方法務局長・鈴木通広、法務省奈良少年鑑別所長・上出晶子、法務省矯正局総務課広報係長・清水弘子もイベントに駆けつけた。青少年再犯防止を願った法務省と映画のタイアップポスターが初お披露目され、国を巻き込んだ映画になるとはと、感動する出演者たち。法務省・清水は、「ここ旧奈良監獄は少年刑務所として少年たちの更生を支援してきましたが、二年前に歴史の幕を閉じ、これから資料館やホテルとして生まれ変わります。生まれ変わる前にこの映画の舞台として、少年の再生、成長が描かれたことを嬉しく思っております」と歓迎。法務省・鈴木は、「犯罪を犯した少年の再犯防止ということを願うとともに、法務省として再犯防止の取組みとして、このポスターをとおして、こどもの人権110番、少年支援センターという二つの支援策があることを広く知っていただきたい」と思いを語った。

最後にジェシーより観客に向けて、「友情・愛情、少年たちのいろんな想いが心に刺さっていただけたら嬉しいです。また、ジャニーズの良さが沢山詰まっている映画ですので、ぜひ楽しんでください」とコメントし、本イベントを締めくくった。

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