“書店員が選んだもう一度読みたい文庫”恋愛部門第1位に選ばれた、松尾由美による同名小説を、高橋一生と川口春奈のダブル主演で映画化した『九月の恋と出会うまで』が、3月1日より公開される。このほど、高橋一生演じる平野の、一途に愛する人を想うキャラクターの魅力とともに、高橋史上“初出し”シーンを収めたキャラクター予告編がお披露目となった。
不思議なマンションに引っ越してきた志織(川口春奈)と小説家を志す隣人・平野(高橋一生)。ある日、志織の部屋から聞こえた“未来からの誰かの声”によって、志織は一命を取り留める。しかし平野は志織に<タイムパラドクス>が生じることに気づく。それは1年後、志織の存在が消えることを意味していた。
本作は、高橋のキャリアの中での初恋愛映画主演作であり、そんな高橋との共演が夢だったと話す川口がダブル主演で初共演を果たした。監督は、『探検隊の栄光』や『猫なんかよんでもこない。』、『わたしに××しなさい!』を手掛けた山本透が務める。
高橋一生と言えば、「カルテット」、『億男』、「僕らは奇跡でできている」など、ひとクセある変わった役どころが多かった印象だが、本作では今まで見せてきた実力派俳優としての魅力はもちろんのこと、待望の恋愛映画初主演にして、今まで見ることができなかった、不器用ながらも一途に愛する人を想う男性に初挑戦している。突如聞こえた“未来からの声”によって、事故に巻き込まれ命を落とすはずだった川口演じる志織は命を救われるが、志織が助かったことで<タイムパラドックス>が生じ、一年後に志織の存在が消えてしまうと高橋演じる平野は推測。志織を救う方法を探すため、二人は謎の“声の主”を探し出すため奔走していく。
キャラクター予告編では、愛する人を一途に想う平野を熱演する高橋の姿に、胸を打たれるシーンが満載。風邪で倒れた志織をお姫様抱っこして不器用に看病する姿や、エプロンを着て愛する人に料理をふるまう姿、手と手が触れそうで触れないもどかしさ、一方で愛する人を想うからこそ志織を突き放す姿、暗い部屋で泣き崩れる姿など、本作でしか見られない、これほどまでに健気で一途な役を熱演する高橋は必見。また、映像で語られる、“君の命を救うためのウソ”という平野が志織を救うために下す“ある決断”にも目が離せない。さらに、平野と志織のキスを思わせるシーンが本映像で初公開となり、二人が辿る運命と時空を超えた一途な想いの結末にも注目の内容となっている。
『九月の恋と出会うまで』
3月1日(金) 全国ロードショー
監督:山本透
原作:松尾由美「九月の恋と出会うまで」(双葉社刊)
主題歌:androp「Koi」(image world / ZEN MUSIC)
出演:高橋一生 川口春奈 浜野謙太 中村優子 川栄李奈 古舘佑太郎 ミッキー・カーチス
配給:ワーナー・ブラザース映画
【ストーリー】 ちょっと不思議なマンションに引っ越してきた志織(川口春奈)は、小説家志望の隣人平野(高橋一生)と運命的に出会う。そして、新しい部屋で突然聞こえてきた不思議な声―。「こちらは1年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」それは強盗殺人にあうところだった志織を助けようと時空を越えて届いた、未来からの誰かの声だった。相談を受けた平野は、助かった志織に<タイムパラドクス>が生じることに気付く。それは1年後、志織の存在が消えることを意味していた。必死に自分を助けようとする平野に惹かれていく志織だったが、平野との別れは近づいていた―。
(C)松尾由美/双葉社 (C)2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員