高橋一生が監督に逆提案&アドリブ熱演!クランクイン初日のメイキング映像『九月の恋と出会うまで』

“書店員が選んだもう一度読みたい文庫”恋愛部門第1位に選ばれた、松尾由美による同名小説を、高橋一生と川口春奈のダブル主演で映画化した『九月の恋と出会うまで』が、3月1日より公開中。このほど、本作のクランクイン初日の様子を収めたメイキング映像がお披露目となった。

不思議なマンションに引っ越してきた志織(川口春奈)と、小説家を志す隣人・平野(高橋一生)。ある日、志織の部屋から聞こえた“未来からの誰かの声”によって、志織は一命を取り留める。しかし平野は志織に<タイムパラドクス>が生じることに気づく。それは1年後、志織の存在が消えることを意味していた。謎の“声の主”を探すために奔走し、互いに惹かれあっていく二人だったが、タイムリミットが迫る中、平野はある決断をする。

本作は、高橋のキャリアの中での初恋愛映画主演作であり、そんな高橋との共演が夢だったと話す川口がダブル主演で初共演を果たした。監督は、『探検隊の栄光』や『猫なんかよんでもこない。』、『わたしに××しなさい!』を手掛けた山本透が務める。

メイキング映像は、公開日からちょうど1年前の2018年3月2日のクランクイン初日の様子を収録。緊張感漂う初日ならではの雰囲気の中、物語が動き出すきっかけとなる、平野が志織にタイムパラドックスの説明をするシーンが最初に撮影された。1年後に志織が消えてしまうかもしれないという事実をどのように伝えたらよりわかりやすくなるのかを、高橋自ら、監督に次々に提案していく姿が印象的で、作品に対する真摯な取り組みと思い入れが伝わる内容となっている。

この時の様子を、山本透監督は「一生くんの方から、たくさんのアイデアをいただいて、元々この説明のシーンは、CGなどで補足しようと思っていたのですが、それが素晴らしい説明だったので、余計なことは必要ないと思って全てなくしました」と高橋を絶賛。それに対して高橋は、大河ドラマなどで培った経験を生かし、「現場に入ってみて、美術さんの作り込みがすごかったので、ボードなど色々なアイテムを使うアイデアを考えて演じました」と語っている。高橋の機転の利いたアドリブによって、“タイムリープ”という難しい設定が、観る者により伝わりやすくなり、また、初日から真剣に役に取り組む高橋の姿勢が現場の士気を高め、公開後、様々な絶賛コメントが寄せられている本作の出来栄えに繋がった。

『九月の恋と出会うまで』
3月1日(金より全国ロードショー中
監督:山本透
原作:松尾由美「九月の恋と出会うまで」(双葉社刊)
主題歌:androp「Koi」(image world / ZEN MUSIC)
出演:高橋一生 川口春奈 浜野謙太 中村優子 川栄李奈 古舘佑太郎 ミッキー・カーチス
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 ちょっと不思議なマンションに引っ越してきた志織(川口春奈)は、小説家志望の隣人平野(高橋一生)と運命的に出会う。そして、新しい部屋で突然聞こえてきた不思議な声―。「こちらは1年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」それは強盗殺人にあうところだった志織を助けようと時空を越えて届いた、未来からの誰かの声だった。相談を受けた平野は、助かった志織に<タイムパラドクス>が生じることに気付く。それは1年後、志織の存在が消えることを意味していた。必死に自分を助けようとする平野に惹かれていく志織だったが、平野との別れは近づいていた―。

(C)松尾由美/双葉社 (C)2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員