EXILE・TAKAHIROが長編映画単独初主演を務め、島根県隠岐の島を舞台にした感動作『僕に、会いたかった』が、5月10日より公開される。このほど、二枚で一つの絵になるポスタービジュアルと、場面写真がお披露目となった。
本作は、島で、一、二を争う凄腕の漁師の主人公が、とある事故をきっかけに記憶を失い、島の人々の優しさに触れるうちに新しい自分を見つけ出す、家族の絆と再生を描く物語。主演を務めるのは、EXILE・TAKAHIRO。本作が映画での単独初主演作となる。これまでの華やかなイメージから一転、12年前に起こった事故がきっかけで記憶を失くした元漁師・徹という難役に挑戦する。
徹を献身的に支える母親役には、NHK連続テレビ小説「まんぷく」での好演も話題の女優・松坂慶子。主人公・徹に寄り添う心優しい医師役には、数々の作品に出演し、“カメレオン俳優”と呼ばれる名バイプレイヤー、小市慢太郎。さらに、ドラマ「コウノドリ」や『相棒 劇場版Ⅳ』に出演し、その演技力の高さから話題を集めた注目の若手女優・山口まゆや、映画『ソロモンの偽証 前編・後編』や『響-HIBIKI-』に出演した、ボーカルダンスユニット「M!LK」の板垣瑞生ほか、柴田杏花、浦上晟周、小野花梨など、ベテラン実力派と次世代を担う若手俳優たちが脇を固める。
本作を手がけたのは、フランス最大の日本映画の祭典「KINOTAYO映画祭2010」でグランプリ金の太陽賞を受賞した、中井貴一主演の『RAILWAYS-49歳で電車の運転士になった男の物語-』や、モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で最優秀芸術賞を受賞した『たたら侍』など、島根県隠岐の島を舞台にした作品を多く手がける監督、錦織良成。さらに、「『HiGH&LOW』シリーズをはじめ、数々の映像作品、舞台作品に出演し、映画『jam』ではアソシエイト・プロデューサーも務めた劇団EXILE所属の秋山真太郎が、プロデューサー兼共同脚本として参加する。
場面写真には、躍動する気鋭の若手俳優たちが収められている。TAKAHIRO演じる漁師・徹の住む隠岐島にやってくる“島留学”の学生たち。島留学とは、都会で学校生活になじめなかったり、家庭に居場所を失くした子供たちを島の住人たちが“親”として預かる制度。実際隠岐島でも、豊かな自然の中で、学力以外にも未来を切り開いていく人間力を育てていく制度として行われている。育ってきた環境とは違う生活の中で、壮大な自然に触れ、密すぎるコミュニティのなかでときにぶつかり、自分を見つめなおしながら成長していく子供たち…その成長は、記憶を失くしたことで前に進めずにいた徹を少なからず刺激していくことになる。
島留学の学生たちを演じたのが、山口まゆ、柴田杏花、板垣瑞生、浦上晟周、小野花梨といった旬の若手俳優たちだ。とくに島留学に来る3人の学生たちは、群像劇としてそれぞれドラマを秘める役どころ。木村めぐみ役の山口まゆは、島留学の同期たちの成長をそばで見守りながら、最後まで素性を明かさない難しい役どころを熱演しており、ブレイク必至と目されている。また、母との確執を島での成長を通し乗り越えていく福間雄一役を板垣瑞生。島での生活を通し、思いやりと感謝の気持ちを学んでいく横山愛美役を柴田杏花が演じており、彼らの演技にも注目が集まる。
『僕に、会いたかった』
5月10日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本:錦織良成
脚本・出演:秋山真太郎
エグゼクティヴ・プロデューサー:HIRO(EXILE)
出演:TAKAHIRO 山口まゆ 柴田杏花 板垣瑞生 浦上晟周 小野花梨 宮本裕子 吉野由志子 川村紗也 斉藤陽一郎 清水宏 山下容莉枝 黒川芽以 小市慢太郎 松坂慶子
配給:LDH PICTURES
【ストーリー】 ある事故をきっかけにして、記憶を失った男、徹(TAKAHIRO)。その後の日々を優しく見守る、母(松坂慶子)と島の人々。本島から島へ来る留学生たちとの触れ合いの中で、徹の記憶は蘇るのか?島の愛は、人の心を救えるのだろうか?その裏側には家族の、温かくも切ない秘密があった。漁に出られなくなった元漁師は島で懸命に今を生きようとするも、「ありがとう」を言いたい人も忘れ、心だけが前に進まない。そんな男を、島の人々の優しさが包み込む。雄大な自然に囲まれた島で、男は“自分自身”を見つけることができるのか?事故の真相を知った時、男は…。
©2019「僕に、会いたかった」製作委員会