ボイメン田中俊介をチェ・ヒョンヨン監督が絶賛!「日本で一番好きな俳優」映画『デッドエンドの思い出』舞台挨拶レポート

国内はもちろん、翻訳された数多くの小説が海外でも高い人気を誇る作家・吉本ばななが、自身の最高傑作と語る小説を、主演に少女時代のチェ・スヨン、共演にBOYS AND MENの田中俊介を迎えて映画化した『デッドエンドの思い出』が、2月16日に公開。このほど、2月17日に新宿武蔵野館にて舞台挨拶が行われ、キャストの田中俊介と、チェ・ヒョンヨン監督が登壇した。

映画について感想を聞かれた田中は「こんなに時間がゆったりと流れるような映画はない。なかなか味わうことができない体験ができた」と感慨深い様子。

韓国の女性が名古屋にやってくるという内容の本作。名古屋を中心に活動するアイドルグループ、BOYS AND MENのメンバーである田中は「僕自身、名古屋に生まれて、名古屋に住んでいる。自分の故郷に韓国のキャストさん含め、チームがやってくるのが物語とリンクしていたので、今までにないアプローチがしたくて、よりフラットな気持ちで作品に向き合った」ことを明かした。

チェ・ヒョンヨン監督は田中の出演について「めちゃくちゃ有名なアイドルだから、初めは大丈夫かなって(笑)」と不安を隠せなかったというが、「同じ世代を頑張って生きているイイ男。人と人として話ができる瞬間がたくさんあって。私よりもいろいろなことを研究していて感動しました。『日本で一番好きな俳優は誰ですか?』と聞かれたら、田中くんしかいない(笑)」と田中を絶賛していた。

最後に田中は「人生何が起こるか分からない。どん底のタイミングもあると思う。そこで救ってくれるのは人なのかなと。もう一歩進みたい、明るくなりたい時の原動力になれば」と作品をアピールしてイベントを締めくくった。

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『デッドエンドの思い出』
2月16日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
2月2日(土)シネマスコーレにて、名古屋先行公開
監督:チェ・ヒョンヨン
原作:よしもとばなな「デッドエンドの思い出」(文春文庫刊)
出演:チェ・スヨン(少女時代) 田中俊介(BOYS AND MEN)
配給:アーク・フィルムズ

【ストーリー】 30歳を目前にしたごく普通の日々を送っていた韓国人女性・ユミ(チェ・スヨン)。ひとつだけ気にかかっている事があるとすれば、仕事で名古屋へ行ってしまった婚約者テギュとの未来だった。そんなユミはふと思い立ち、テギュに会いに名古屋へと向かう。久々の再会を待ちわびていたユミが、テギュのアパートで見たのは、見知らぬ女性の姿だった。突然知らされたテギュの裏切りに絶望し、あてもなく街をさまようユミ。そんな彼女がたどり着いたのは、エンドポイントという名のゲストハウスを兼ねた古民家カフェだった。エンドポイントのオーナー・西山(田中俊介)は不思議な存在感でユミに寄り添い、カフェに集うちょっぴりおせっかいな常連客たちも傷ついたユミの心をゆっくりと癒していく。そして西山の心の傷に触れた時、ユミの中で確実に何かが変わり始めた…。

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