『許されざる者』(1992)、『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)で2度のアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞、大ヒット作『アメリカン・スナイパー』(2014)を手掛けた巨匠、クリント・イーストウッド監督・主演最新作『運び屋』が3月8日より公開される。このほど、本作がイーストウッド監督史上6本目となる、全米興収1億ドルを突破、その大ヒットを記念し、新予告編と場面写真がお披露目となった。
これまで1億ドルを超えた監督作品は、トム・ハンクス主演『ハドソン川の奇跡』(2016)、ブラッドリー・クーパー主演『アメリカン・スナイパー』、退役軍人とアジア系移民一家との交流を描いた『グラン・トリノ』(2009)、そしてアカデミー賞に輝いた『ミリオンダラー・ベイビー』と『許されざる者』の5作品。
イーストウッド監督史上6本目となる、全米興収1億ドル突破の大ヒットとなった本作は、2014年6月に「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」に掲載された「シナロア・カルテルの90歳の運び屋」という記事をもとに、『グラン・トリノ』の名手ニック・シェンクが脚本化。商売に失敗した孤独な90歳の主人公アール・ストーンは、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられ引き受けるが、それは実は、メキシコの麻薬カルテルの“運び屋”だった。原題“THE MULE”は、“動物のラバ”、転じて“運び屋”を意味している。
『グラン・トリノ』以来の主演・監督を兼ねるイーストウッドが演じるのは、一度に13億円相当のドラッグを運んだこともある伝説の運び屋アール・ストーン。アールを追い詰める麻薬取締局の捜査官には、『アメリカン・スナイパー』でアカデミー賞主演男優賞ノミネート、初監督作『アリー/スター誕生』が第76回ゴールデン・グローブ賞主要5部門に選出、先日ノミネーションが発表された第91回アカデミー賞では8部門にノミネートされたことで話題のブラッドリー・クーパー。さらに、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィーストらが脇を固めるほか、実娘であるアリソン・イーストウッドが主人公アールの娘を演じ、新進タイッサ・ファーミガら豪華キャストが顔を揃える。
場面写真は、眉間にしわを寄せて何かを見つめる主人公アール(クリント・イーストウッド)の姿を捉えている。
『運び屋』
3月8日(金) 全国ロードショー
監督・出演:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク
出演:ブラッドリー・クーパー ローレンス・フィッシュバーン アンディ・ガルシア マイケル・ペーニャ ダイアン・ウィ―スト アリソン・イーストウッド タイッサ・ファーミガ
配給:ワーナー・ブラザース映画
【ストーリー】 アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、孤独な90歳の男。商売に失敗し、自宅も差し押さえられかけたとき、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。それなら簡単と引き受けたが、それが実はメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だということを彼は知らなかった…。
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