佐藤健「衝撃の現場。過去に経験した一切の常識が通用しない」映画『サムライマラソン』完成披露イベント&レッドカーペットレポート

佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太ら日本を代表する豪華キャストと、アカデミー賞受賞歴を持つ世界的スタッフが集結した幕末エンタテインメント『サムライマラソン』が、2019年2月22日に公開される。このほど、1月21日に六本木ヒルズアリーナにて完成披露イベント&レッドカーペットが実施され、キャストの佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、小関裕太、木幡竜、バーナード・ローズ監督が出席した。

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本作は、日本のマラソンの発祥といわれ、現在も160年以上にわたり受け継がれている史実、安政遠足(あんせいとおあし)を舞台にした土橋章宏による小説「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)を映画化。時は幕末、迫る外国の脅威に備え、安中藩主・板倉勝明(いたくら・かつあきら)は藩士を鍛えるため、十五里(約58km)の山道を走る遠足を開催する。しかし、この動きが、とある行き違いにより幕府への反逆とみなされ、藩士不在の城に安中藩とり潰しを狙う刺客が送り込まれる。ただ一人、迫る危機を知った男は、計画を食い止めるため、走りだす。

主人公の隠密、唐沢甚内を演じた佐藤は、「本当に寒い中、お待たせいたしました。お会いできて光栄です」と寒空の下に集まったファンに気遣いを見せつつ、「せめてこのイベント中は、寒さを忘れるくらい、愉快なトークができるよう努力します」と笑顔を見せた。

雪姫を演じた小松は「撮影から一年、毎日身を削りながら頑張ってきた作品が完成して嬉しく思います」と挨拶。撮影現場でのエピソードを聞かれると、「殺陣シーンを一ヶ月前から練っていたんですけど、現場に入ったらバッサリ切られて…。あんなに練習したのに…」と嘆いていた。

辻村役の森山は「バーナード監督のパッションに引っ張られるようにして、役者スタッフ全員がセッションを重ねて生まれたとても勢いのある映画」と映画の完成に自信を見せると、足軽の上杉役を演じた染谷は「本当に走りました。人生でこんなに走ったことはない」と撮影を振り返った。

「衝撃の現場だった」という佐藤は、「監督が、台本を気にするなと言う。その場で言いたいことがあったら喋っちゃってと。だから、僕はあんまり喋らなかったです(笑)」とコメント。「逆に森山さんはご自身でセリフを考えられて」と、森山の現場での立ち振舞いを絶賛した。最後に佐藤は、「過去に経験した一切の常識が通用しない。何もかもが初めての挑戦だった。新時代の時代劇の形を提案できると思っています」とイベントを締めくくった。

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『サムライマラソン』
2019年2月22日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:バーナード・ローズ
原作:土橋章宏「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)
企画・プロデュース:ジェレミー・トーマス 中沢敏明
脚本:斉藤ひろし バーナード・ローズ 山岸きくみ
音楽:フィリップ・グラス
衣装デザイン:ワダエミ
出演:佐藤健 小松菜奈 森山未來 染谷将太 青木崇高 木幡竜 小関裕太 深水元基 カトウシンスケ 岩永ジョーイ 若林瑠海 竹中直人 筒井真理子 門脇麦 阿部純子 奈緒 中川大志 ダニー・ヒューストン 豊川悦司 長谷川博己
配給:ギャガ

【ストーリー】 時は幕末、迫る外国の脅威に備え、安中藩主・板倉勝明(いたくら・かつあきら/長谷川博己)は、藩士を鍛えるため、十五里(約58km)の山道を走る遠足(とおあし)を開催する。だがこの動きが、とある行き違いにより幕府への反逆とみなされ、藩士不在の城に安中藩とり潰しを狙う刺客が送り込まれる。ただ一人、迫る危機を知った男・唐沢甚内(からさわ・じんない/佐藤健)は、計画を食い止めるため、走り出す─。

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