『コーダ あいのうた』エミリア・ジョーンズ「なんて夜!」SAGアワードのキャスト賞受賞に歓喜!

2月27日(現地時間)に米カリフォルニア州サンタモニカにてアカデミー賞前哨戦の一つ、第28回SAGアワード(全米映画俳優組合賞)の授賞式が開催され、『コーダ あいのうた』が映画部門の最高賞であるキャスト賞を受賞。本作で主演を務めたエミリア・ジョーンズが、喜びのメッセージを自身のインスタグラムで発信した。

▼エミリア・ジョーンズのインスタグラム(emiliajonesy)より

授賞式を終えたエミリアは、トロフィーを掲げた笑顔の写真やキャストたちと並んだ記念写真をアップ。「なんて夜!信じられないほどの素晴らしい賞をいただき、SAGアワードに心から感謝します」と感謝の気持ちを伝えている。

▼エミリア・ジョーンズのインスタグラム(emiliajonesy)より

▼(左から)トロイ・コッツァー、シアン・ヘダー監督、ダニエル・デユラント、エミリア・ジョーンズ、マーリー・マトリン、エウジェニオ・ダーベス エミリア・ジョーンズのインスタグラム(emiliajonesy)より

▼エミリア・ジョーンズのインスタグラム(emiliajonesy)より

SAGアワードでは、本作はキャスト賞のほか、トロイ・コッツァーが助演男優賞に輝いた。

授賞式では、エミリア演じる主人公の母親役を演じ、聴覚障害を持つオスカー女優のマーリー・マトリンが手話でスピーチを行い、「これは私たち、耳の不自由な俳優が他の人と同じように仕事ができるということを証明しています。聴覚障害のある俳優のチャンスが増えることを楽しみにしています」とコメントし、“アイラブユー”を意味するハンドサインで締めくくった。

▼『コーダ あいのうた』の予告編

『コーダ あいのうた』は、家族の中でたった一人の“健聴者”である少女とその家族の成長物語。海の町で暮らす高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)は、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聞こえ、幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日手伝っている。合唱クラブで歌の才能を発揮したルビーは、都会の名門音楽大学の受験を強く勧められるが、両親は大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父が意外な決意をする。

本作は、本年度の第94回アカデミー賞では作品賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)、脚色賞にノミネートされている。授賞式は3月27日(現地時間)に行われる。

イギリス出身で現在20歳のエミリアは、歌手&タレントのアレッド・ジョーンズの娘として生まれ、ドラマ「House of Anubis(原題)」(2011)に出演後、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)で映画デビュー。Netflixのファンタジードラマ「ロック&キー」(2020~)ではメインキャラクターのキンジー役を演じて注目を集めた。