クリス・ヘムズワース「全身全霊を注ぐ!」『マッドマックス』のフュリオサを描くスピンオフ出演に意気込み

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のソー役でおなじみのクリス・ヘムズワースが、自身が出演する、映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚となる新作映画『フュリオサ(原題)』の製作記者会見に出席した。

▲クリス・ヘムズワース(左)、プロデューサーのダグ・ミッチェル(中央)、ジョージ・ミラー監督(右)
クリス・ヘムズワースのインスタグラム(chrishemsworth)より

本作は、2015年に公開されたトム・ハーディ主演のアクション映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じた大隊長フュリオサのオリジンを描く。主人公となるフュリオサ役は、ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」のアニャ・テイラー=ジョイ。共演はクリスのほか、『アクアマン』などに出演したヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が名を連ねる。

オーストラリアのシドニーで同作の会見が行われ、キャストのクリス、1979年公開の『マッドマックス』以降シリーズを手がけてきたジョージ・ミラー監督、プロデューサーのダグ・ミッチェルらが登場した。

AP通信や米メディア「Deadline」によると、本作は2023年6月23日に米国公開予定。撮影はクリスとミラー監督の母国オーストラリアのニューサウスウェールズ州で行われ、同国で撮影される映画の中でも最大規模のものになる。クリスは会見で、本作への出演は「『マッドマックス』シリーズを観て育ったので、信じられないほど素晴らしい機会」とコメントし、「プレッシャーもありますが、この刺激的なプレッシャーは確実にモチベーションを高めてくれます」と語った。

自身のインスタグラムに会見の写真を投稿したクリスは、「素晴らしい記者会見だった」コメント。「チャンスを与えてくれたジョージ・ミラー監督とダグ・ミッチェル、そして、オーストラリアのニューサウスウェールズでの撮影を許可し、サポートしてくれる州政府と連邦政府に感謝します。撮影が待ちきれないよ。全身全霊で、血と汗と涙をこの作品に注ぐつもりだ!!」と意気込みをつづっている。

▲クリス・ヘムズワースのインスタグラム(chrishemsworth)より

▲クリス・ヘムズワースのインスタグラム(chrishemsworth)より

現在37歳のクリスは、母国オーストラリアのTVドラマに出演後、『スター・トレック』(2009)で主人公の父親ジョージ・カーク役を演じ、ハリウッドデビュー。その後、MCU『マイティ・ソー』(2011)で主人公ソー役に抜擢され、『アベンジャーズ』(2012)、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で同役を好演した。

最近は、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019)、『タイラー・レイク –命の奪還−』(2020)などに出演。現在は、2022年5月6日に米国公開予定の『マイティ・ソー』シリーズ第4弾『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題)』をオーストラリアで撮影中だ。