『パルプ・フィクション』、『アベンジャーズ』シリーズなどで知られるサミュエル・L・ジャクソンが、放送禁止用語を15カ国語で披露する動画を自身のインスタグラムに投稿した。
▲サミュエル・L・ジャクソンのインスタグラム(samuelljackson)より
11月3日に迫る米大統領選挙に向けて、サミュエルは、有権者登録を推進する団体「ヘッドカウント(HeadCount)」のサイトで「サミュエル・L・ジャクソンと一緒に投票の準備をしよう」というキャンペーンを実施。
映画の劇中でFワードを連発することで有名なサミュエルは、「ヘッドカウントで2500人がクリックし、投票の準備ができている(#GoodToVote)と確認したら、みんなに15の異なる言語で“罵り言葉”を教えるよ」と投稿、投票するために必要な有権者登録を促した。
▲サミュエル・L・ジャクソンのインスタグラム(samuelljackson)より
その後、2500人以上がキャンペーンに参加したことにより、サミュエルの宣言通り、約2分間の動画が公開。サミュエルは「FREEDOM(自由)」というロゴが入った黒のキャップをかぶり、「VOTE(投票しよう)」の文字がデザインされた紫のマスク、さらに「YOUR VOICE MATTERS(あなたの意見が大切)」と書かれた星条旗カラーのTシャツを着用して登場した。
フリップをめくりながら、サミュエルは、バスク語、ベトナム語、ウクライナ語、スワヒリ語、ネパール語、ジャマイカ・クレオール語、アイスランド語、マオリ語、ハイチ語、ベンバ語、チェコ語、エスペラント語、カタルーニャ語、ブラジルポルトガル語、タイ語という15の言語で放送禁止用語を披露。
▲ベトナム語で「くたばれ」と書かれたフリップを掲げるサミュエル
サミュエル・L・ジャクソンのインスタグラム(samuelljackson)より
映像の最後は、「他の人に投票のための登録を呼びかけ、そしてあなたも投票に行ってください」と締めくくった。キャプションには「参加してくれてありがとう!11月3日に必ず投票して!」とつづり、ファンに選挙への参加を強く呼びかけている。
サミュエルは、多くの舞台で経験を積み、『ラグタイム』(1981)で映画デビュー。『スクール・デイズ』(1988)以降、スパイク・リー監督作品の常連となり、『ジャングル・フィーバー』(1991)でカンヌ国際映画祭助演男優賞を受賞した。その後、『ジュラシック・パーク』(1993)への出演を経て、クエンティン・タランティーノ監督作『パルプ・フィクション』(1994)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ注目を集める。以降も、『ダイ・ハード3』(1995)、『評決のとき』(1996)などの話題作に出演。『スター・ウォーズ』シリーズ(1999、2002、2005)のメイス・ウィンドゥ役、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画シリーズのニック・フューリー役など、世界的人気シリーズでも重要なキャラクターを演じている。
そのほかの出演作は、『ジャッキー・ブラウン』(1997)、『交渉人』(1998)、『ディープ・ブルー』(1999)、『アンブレイカブル』(2000)、『スネーク・フライト』(2006)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)、『キングスマン』(2014)、『ヘイトフル・エイト』(2015)、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)、『ヒットマンズ・ボディガード』(2017)、『ミスター・ガラス』(2019)、『ザ・バンカー』(2020)などがある。