ジェニファー・アニストン、マスクの着用を強く訴える「議論にはならないはず」

人気ドラマシリーズ「フレンズ」のレイチェル役で知られるジェニファー・アニストンが、マスクを着用したセルフィーを自身のインスタグラムで公開。新型コロナウイルスによるパンデミックの収束の兆しが見えない中、マスクを着用してウイルスの感染を予防するよう呼びかけた。

▲ジェニファー・アニストンのインスタグラム(jenniferaniston)より

アメリカでは6月以降、ロックダウンが徐々に緩和されてきたが、これまでの新型コロナの感染者は250万人を超え、死者数は12万人に達している。

黒のマスクを着用したセルフィーとともに、ジェニファーは「マスクは不便だし不快なのはわかってる。でも、ビジネスが停止しているほうが最悪だと思うでしょう…仕事も失われて…医療従事者は極度の疲労に直面している。多くの命がウイルスによって奪われてきたのは、私たちが十分にマスクをつけていないからよ」と投稿。

また、マスク着用の義務化をめぐる論争が起きていることを受け、「私は人が持つ基本的な善良さを信じているから、みんな(マスクを着用することが)できるって思ってる。でもいまだにこの国では、感染者を抑え、お互いを守るために必要な措置をとることを拒む人が多い。マスクをつけるよう求められることで、自分たちの“権利が奪われる”のではないかと不安に思っている人がいるみたい。このシンプルで効果的な推奨は、人の命を犠牲にして政治的な問題になっている。これは議論にはならないはずよ」とつづっている。

最後に「あなたが人の命を大切にしているなら…マスクをつけて。そして、周りの人にも同じように勧めて」と呼びかけている。

ジェニファーは、オフ・ブロードウェイの舞台に立ちキャリアをスタートさせ、『レプリコーン』(1993)で映画デビュー。その後、大ヒットドラマシリーズ「フレンズ」(1994~2004)のレイチェル・グリーン役でブレイクを果たす。同作でスターとしての地位を築いてからも、『グッド・ガール』(2002)、『ブルース・オールマイティ』(2003)、『ポリー my love』(2004)など、コメディ映画を中心に数々の作品に出演し活躍している。近年は、Apple TV+のドラマシリーズ「ザ・モーニングショー」(2019〜2020)で主演を務め、第77回ゴールデン・グローブ賞テレビ部門の主演女優賞(ドラマ部門)にノミネート、第26回SAGアワード(全米映画俳優組合賞)で主演女優賞を受賞した。

その他の出演作には、『ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き』(2006)、『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009)、『わすれた恋のはじめかた』(2009)、『アラフォー女子のベイビー・プラン』(2010)、『モンスター上司』(2011)、『なんちゃって家族』(2013)、『モンスター上司2』(2014)、『クレイジー・パーティー』(2016)、『マーダー・ミステリー』(2019)などがある。