カーラ・デルヴィーニュ、人種差別への抗議デモに参加「一歩前進したけど、まだ先は長い」

ファッションモデルとして活躍し、『スーサイド・スクワッド』などへの出演で知られるカーラ・デルヴィーニュが、人種差別に抗議するデモに参加した写真を自身のインスタグラムに投稿した。

▲カーラ・デルヴィーニュのインスタグラム(caradelevingne)より

米ミネソタ州ミネアポリスで、黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件を巡り、全米各地で抗議デモが広がっている。実際にデモ隊に参加するセレブも多く、カーラもその一人で、ロサンゼルスで行われた抗議デモに加わった。

公開された写真では、タンクトップ姿で黒のマスクをつけたカーラが、裁判所の前で、黒人に対する人種差別の撤廃を訴えるスローガン「ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)」のボードを掲げている。「一歩前進したけど、まだ先は長い」とキャプションし、人種差別反対を訴えた。カーラの隣には、今年2月にジョギング中に白人親子に射殺されたアマド・オーブリーの肖像が飾られている。

ストーリーでもデモの様子を伝え、「沈黙は同意(Silence is consent)」というスローガンを掲げたセルフィーを投稿。

▲カーラ・デルヴィーニュのインスタグラム(caradelevingne)より

デモ隊の行進には、パンクバンドのブリンク182のドラマー、トラヴィス・バーカーと、ラッパーのマシン・ガン・ケリーも姿を見せている。

▲デモ隊の行進に参加するカーラ・デルヴィーニュ(手前)、トラヴィス・バーカー(中央)、マシン・ガン・ケリー(右)
カーラ・デルヴィーニュのインスタグラム(caradelevingne)より

イギリス出身のカーラは、ファッションモデルとして活躍し、バーバリー、シャネル、ステラ・マッカートニー、イヴ・サンローラン、ディオール、H&M、プーマなど数々のブランドのキャンペーンで広告塔を務めた。女優としては、ジョー・ライト監督の『アンナ・カレーニナ』(2012)で映画デビュー。DCコミックスに登場する悪役たちの活躍を描くアクション映画『スーサイド・スクワッド』(2016)ではエンチャントレス役で出演した。その後、リュック・ベッソン監督のSFアクション『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(2017)でデイン・デハーンと共に主演を務め、Amazonプライム・ビデオで配信中のSFドラマシリーズ「カーニバル・ロウ」(2019~)ではオーランド・ブルームと共演した。

そのほかの出演作は、『天使が消えた街』(2014)、『ペーパータウン』(2015)、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(2015)、『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』(2017)などがある。