【全起こし】佐野岳、水樹奈々「愛が詰まった映画、少しでも背中を押せれば」映画『ふたつの昨日と僕の未来』全国公開初日舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:水樹さんは、ご自身が生まれ育った町をスクリーンを通してご覧になっていると思いますが、どういう感じですか?

水樹:ちょっと恥ずかし気持ちになっちゃうんですよね。嬉し恥ずかしいというか、私にとっては当たり前の情景で、小さい頃から見てきた景色を大勢の方に見ていただくというので、(子供を)公園デビューさせるじゃないですけど(笑)。皆んなどう思うんだろう?この景色を見て、私と同じように素敵だなと思ってくれるといいな、良く思われたいみたいな(笑)。どうか良く思ってくださいみたいな(笑)。そんな不思議な緊張感もあったりして。

MC:ちなみに、今回愛媛県出身の方、愛媛県関連の方はどれくらいいらっしゃいますか? 手を上げてもらってもいいですか?

(客席から手が上がり)

MC:結構、いらっしゃいますね。それでは、初めて今回、新居浜市を見るという人は?

(客席から手が上がり)

水樹:ありがとうございます(笑)。

MC:じゃあ、ぜひ穴があくぐらい見ていただいて。

水樹:見ていただきたいです(笑)。

MC:撮影は今年の2月までということで、撮影を経て愛媛県の先行上映、そして先日の先行プレミア上映会、そして今回の公開記念舞台挨拶と、水樹さんも参加された場面がありますよね?

水樹:そうですね。

MC:皆さん、長いこと一緒にいると思いますが、なにか印象に残っていることはありますか?

佐野:撮影で言うと、結構山道というか、車では行けないような山での撮影もあって、そこでしかも雨ふらしのシーンとかもあって、皆んなで水を抱えて登山して、ホースもないのでじょうろで雨を降らせながら。そのシーンもこの後出てくるので、じょうろでやってんだなと(笑)。

大森:水源がないんですよ。細い山道で。皆んなで何十リットルの水を抱えて。

佐野:結構大変だったんですけど、すごい良い思い出というか。

MC:水樹さん、やっぱり山とか坂とかは…。

水樹:多いですね、海側の方はそうでもないんですけど、別子銅山とか産業遺産が残っている場所はそうですね。

MC:やはり美しい風景を見る時に、適度な運動というかね(笑)。いいかもしれなですね。監督は、監督からの目線から見て、皆さんと過ごしてきて、何か印象深いこととかはありました?

大森:そうですね、僕はこうやって舞台に上がることはないんですけど、映画ができて舞台挨拶というぐらいしかないんですけど、舞台に上がるならこうだ、というものを2人に教えてもらったというか。

佐野:いやいやいや(笑)。

水樹:私は「人を三回書いて飲んでください」しか言ってないですよ(笑)。毎回、それをやって上がってくださってまして(笑)。

大森:さっきもやって(笑)。入口の前で、人の飲み込み方を教えてもらって。

佐野:人を書いて、食べはするんですけど、「ハー」って吐いちゃうんですよ(笑)。

大森:よく分かってなかったんですよ(笑)。

MC:どうやるんですか、水樹さん・

水樹:いや、普通に「人」って書いてガブっと飲み込むだけですよ。

大森:知らなかったので、食べて「ハー」って(笑)。

佐野:監督、吐いてません?ってね(笑)。