大泉:いやあ…、ダメな小ボケでした…。
MC:いろいろ手違いがございまして、すいませんね(笑)。
大泉:手違いっていうか…。すごい、佐藤浩市さんが冷たい目線で見ていますけど。
佐藤:どうせなら、ずっと持ってろよ!
大泉:いやいや、面倒くさいんですよぉ。すぐ、こうやって重鎮が怒ってくるし…。進めてください、もう…。
MC:では早速、ひと笑いあったところでご挨拶をいただきたいと思います。
大泉:「ひと笑いあったところで」って…。馬鹿にするなよ!?
(会場爆笑)
MC:(笑)、今日は、本作のタイトルにちなんで、皆さんおそろいの黒い衣装にバナナの黄色ということで。
大泉:原田さん、どこか黄色入ってますか?
原田:入ってますよ(笑)。
大泉:あ、そこね。ごめんなさい、入ってました。ウチのお母さんも真っ黄っ黄ですからね。
綾戸:絶対、黄色を着てこい言うから、「バナナに見える服ちょうだい」って。
大泉:百貨店で買ってきたのね(笑)。
綾戸:こうてきた。初めて人生で黄色いのを着せてもらった。ありがとう、監督。
前田:お似合いです(笑)。
MC:それでは早速、一言ずつご挨拶をいただいます。まずは、重度の「筋ジストロフィー」を患い、身体で動かせるのは手と首のみでありながらも、病院を飛び出してボラ(ボランティア)たちと自立生活を送る主人公、鹿野靖明役を演じました、大泉洋さん、お願いいたします。
大泉:小ボケで始まりましたこのイベントですが、たくさんの一般の方に見ていただくのは初めてなのかしら?大変緊張しております。関係者の方にはたくさん見ていただきまして、評判がいいので、皆さんがどう思っていただけるか、鹿野靖明さんという方のわがままを、見終わった時に皆さんがどう思われているのか大変楽しみであります。ぜひ、楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。
MC:ありがとうございました。続いては、最初は反発しながらも、よく理解者へと成長していく新人ボラの美咲を演じました高畑充希さん、お願いします。
高畑:皆さん、こんばんは。高畑充希です。この間、この映画が完成して見ることができて、美咲という役がお客さんの目線のような役なんですけど、最初は鹿野さんのわがままにコノヤロウ!と思うかもしれませんが、映画が終わる頃には鹿野さんのことが大好きになっていると思います。今日はぜひ、ゆっくり楽しんでください。
MC:その美咲の恋人で悩める医大生ボランティア、田中を演じました三浦春馬さん、お願いします。
三浦:皆さん、こんばんは。三浦春馬です。本日はご足労いただいて、ありがとうございます。北海道で丁寧に作ってきた作品が皆さんの元に届けられるということで、すごく嬉しく思っております。そして力を持った素晴らしいキャストの皆さんと、一本の作品に携われるという幸福感でいっぱいです。楽しんでいってください、よろしくお願いいたします。