【全起こし】大泉洋、佐藤浩市にダメ出し「撮影なのにゴルフかよ」映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』完成披露試写会レポート 全文掲載

MC:なるほど、楽しそうで、和やかな様子がよくわかります。他に、どなたか?おっ、お母さん。

綾戸:お父ちゃんが言ったので私も。

大泉:お母ちゃん、大丈夫?趣旨わかってるか?

綾戸:大丈夫、大丈夫。あのね、「監督なのに言葉をひっぱる」。今回、私としては北海道弁が大変でした。で、上手いこと教えてくださりますねん、息子が。「『あんたんでないよ』がいいよ、お母さん」って。「あなたのじゃない」っていうのをね。「あんたのとちゃうわ!」って言ったら、「『あんたんでないよ』がいいよと」。

大泉:ボランティアのために。おいなりさんを持ってくるんですけど、「いいから帰れよ」って言った後に「あんたんでないよ」と北海道弁で言うんですけど、お母ちゃん、大阪弁しかしゃべれませんから(笑)。

綾戸:どんなドラマ撮ってても、二週目から関西弁に変わってますから。

(会場爆笑)

綾戸:一週目は「そうなのよ」って言ってるのに、二週目から「なんでやねん!」って言うてるから。大阪弁が強いですけど、今回はほんまの話やったさかい。音楽やってるから、ドレミでなるべく「あ、ん、た」「ミ、ソ…」ってやってたんですよ。そしたら監督が、「せやで!綾さん、『あんたんでないよ』やで!」って、また引き戻すんですよ(笑)。せっかく北海道のリズムが、この強い大阪弁のおっさんに引き戻されるんです。

大泉:しかも、あの人、自分がなまってると思ってないらしいですよ。

綾戸:自覚症状がないねん。

前田:そんなになまって…

綾戸:なまっとるわ!あんたと二人でしゃべったら漫才になるから、やめてくれ。でも、竜さんがもともと大阪出身で、役者さんが長いとちゃんと言葉を直しはって偉いなと思って。直さなくっちゃ、くっちゃと思ってました(笑)。

大泉:なんでくっちゃ、くっちゃ言ったの(笑)。

MC:ありがとうございます。原田さんは、撮影の思い出などありましたらぜひ。

原田:申し訳ないぐらい短い期間でしたので、すいません…(笑)。

大泉:なしですか!? まさかの(笑)。どっか遊びに行ってたでしょ!? 先生とドライブに行ってたじゃないですか!?

原田:そうですね(笑)。

大泉:話すのが面倒くさいだけじゃないんですか!?

原田:いやいや、邪魔しちゃ悪いなと思って(笑)。

大泉:あのー、だいぶ楽しんでいらっしゃいました。富良野へ行ったんですか?

原田:そうです(笑)。ごめんなさい(笑)。

大泉:先生のモデルになった方とね。

原田:なんと札幌から富良野まで車を運転してくれたんです。「北の国から」というドラマに出ていたんですけど、何十年ぶりに富良野を訪ねちゃいました。ごめんなさーい(笑)。

大泉:いや、いいです、いいです(笑)。二回もゴルフしてる人がいるんですから。富良野行くぐらい、全然問題ないですよ。

佐藤:休みの日は何やってもいいんですよ!

(会場爆笑)

MC:高畑さんは、何か思い出はありますか?

高畑:撮影中、編み物にハマっていて、ヘアバンドを編んでメイクさんに渡したりしてたんですけど、萩原聖人さんが麻雀が強いんですよね。プロですよね。萩原さんが「充希ちゃん、俺にもヘアバンドを作ってほしい。イイ感じにダサいの作って」と言われて。すごく考えて、若干睡眠時間も削って作ったんですよ。「絶対王者」って刺繍して(笑)。

大泉:イイ感じっていうか、すごくダサかったよね(笑)。イイ感じは通り越してたよね。

高畑:(笑)、でもすごく喜んでくださって、手渡して、撮影が終わって初めての試合にそれをつけて出てくれたんですけど、負けていて…(笑)。

大泉:まあ、負けるでしょうね、絶対王者じゃね…。

高畑:「せっかく作ったのに負けるのかよ!」と思いました(笑)。