【全起こし】菅田将暉、会場からまさかのブーイング!「現場来た事ねえだろうがよ〜(笑)」映画『生きてるだけで、愛。』完成披露上映会レポート 全文掲載

(会場拍手)

菅田:僕はもう、この後はお別れするつもりで演じていたので…。

(登壇者からは「おぉ~」、客席からは「えぇ~」という声)

菅田:おい、お前ら現場来た事ねえだろうがよ〜(笑)。なんかうん…僕はそんなつもりで演じてましたね。

MC:まさかのブーイングが今ありましたね!

菅田:いやいや、それは知らないっすよ(笑)。うん、なんか、じゃないと出来ない抱擁とか、じゃないと使えない言葉とかだなと思って僕は使ってましたね、男目線ですけど。すごい長い先に一緒にいるかどうかは分かんないっすよ。でも俺は今は一緒にいるべきじゃないなと思って演じてました。

MC:はい。では隣にいる寧子さんは?

趣里:はい。わたしも今皆さんのお話を聞いていて、あ、そういう意見もあるんだっていう風に思ったくらい、別々の第一歩なのかなと思ったのと、あと観たら分かって下さると思うんですけど、元カノさんが安堂さん、そして次に寧子さん、その次は誰だ!?っていう。見てみたい怖さもありますね。すごい…チョイスなんです。

(会場爆笑)

菅田:そこは…別に俺の遍歴じゃないから(笑)。津奈木的な説明をすると、やっぱり小説家とか元々夢があって、今は週刊誌で自分の書きたくないものを書いてるんですけど、俺の想像ですけど、夢があってまだそれが現実味があるかなって生き生きとしているときに、恐らく安堂さんと一緒にいて、そこから書きたくないことをやらされていく中での(寧子さんと)一緒にいる感じなのかなって、俺は思ってたんすけどね。だからその後は仕事がああなっちゃったんで…どうなるか。

MC:ちょっと…ね。観る前から皆さん、結構妄想が膨らんできてると思うんですけど。

菅田:でも、それはある種僕らの一個の答えなんで、観る人は関係ないと思ってます!

MC:皆さん観終わったらぜひ、感想をつぶやいてください。オチを書かずにということでお願いします。では、あっという間にお時間になってしまいましたので、最後に代表して趣里さん、ぜひご来場の方にメッセージをお願いしてもよろしいでしょうか。

趣里:はい。本日は短い時間でしたが、とっても楽しかったです。ありがとうございます。『生きてるだけで、愛。』の現場はスタッフさん一人一人の思いを感じて、改めて映画の力を沢山感じることができました。本谷有希子さん原作の「生きてるだけで、愛。」というタイトルが全てだと思うんですけれども、登場人物を通じて葛藤や愛おしさなどが詰まっている映画になっていると思いますので、ぜひ最後まで楽しんでご覧いただけたら嬉しいです!今日は本当にありがとうございました!

『生きてるだけで、愛。』
11月9日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本:関根光才
原作:本谷有希子「生きてるだけで、愛。」(新潮文庫刊)
出演:趣里 菅田将暉 田中哲司 西田尚美 松重豊 石橋静河 織田梨沙 仲里依紗
配給:クロックワークス

【ストーリー】 生きてるだけで、ほんと疲れる。鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲を続けている津奈木。そこへ津奈木の元カノが現れたことから、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、二人の関係にも変化が訪れるが…。

©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会