MC:監督とはどんなお話を具体的にされましたか?
関根:なんかあの…(笑)。どっちかというと、僕がわりとプライベートな話もさせてもらったりとかしていて、寧子っていう人が抱えている色んな鬱屈した思いとか、そういうことをどんだけ投影するかみたいな、人生から掘り出してっていうことがあったので、その話を結構させていただいて…。
趣里:結構なんでも話しちゃって。はい(笑)。
関根:「おぉ、それ言って大丈夫?」みたいな話も結構聞いちゃって。でもそれが、よかったです。
趣里:よかったです(笑)。
菅田:それはどんな?
趣里:あの~…。ご想像にお任せする、というような形で大丈夫でしょうか(笑)。
菅田:そうですね、そうですね。事務所一緒だから、なんとなく分かるわ、うん。
趣里:よかったです。うん、よかった(笑)。
MC:趣里さんが全てをさらけ出してたからこの役にも挑めたということですよね?
趣里:そうですね。自分自身と向き合う時間がとても多かったので、そういった面でも…はい。
MC:ありがとうございました。では、菅田将暉さんにお伺いしたいと思います。そんな寧子と同棲して、愛に向き合う、向き合わないっていうところで色々葛藤する役だったと思います。今回の津奈木という役は、ご自分の中でどんな風に捉えて演じてきましたか?
菅田:そうですね~捉えて…。うん、現場行ってからだなとは思ってました。やっぱり、寧子に会わないと始まらないなとも思ってましたし。で、そんな寧子と三年くらい一緒にいるところからのスタートだったので、現場行ってからだなとは思ってました。
MC:いかがでしたか、お二人こうやって共演されてみて。
菅田:楽しかったですよ!
趣里:すごく楽しかったです。菅田さんってとても自然体な方ですよね。
(会場拍手)
趣里:本当に現場でもこのまんまでいてくださって…。寧子のちょっとエキセントリックな部分もしっかり受け止めてくれて。
菅田:そうだね。何回かパンチ入れられてるからね、俺。
趣里:それはちょっと…(笑)。
菅田:ああそうだそうだ、プライベートなことだね。
趣里:うん、プライベートなこと…。なんちゃってっていうような感じで。はい(笑)。
菅田:結構シリアスなシーンも多いですし、ハードなシーンも多いんですけど、でも意外とそういう映画のほうが仲良くなるっていうか、やっぱり現場ってどうやって楽しんでいくかってところが大きいんで。現場では楽しくやってましたね。
趣里:はい。
菅田:ストレッチとか習ってました。(趣里さんが)体すっごい柔らかくて、(自分が)すっごい硬いから教わってました。
(会場内一人の女性の笑い声が響き渡る)
菅田:一人ゴッツ笑う人がいますね。
(会場爆笑)
関根:菅田くんすごい体硬いよね。
菅田:俺、硬いんすよ~。
趣里:うん、ひどい(笑)。
関根:控室開けたら、ぺたーんってやってる人と…。
菅田:ハハ…そうです。テディベアみたいなのやってるのいたでしょ?そうなんすよ。
趣里:でもボクシングも教えてくれたりなんかして。
菅田:ああ~。そうだやってたね。現場にミットとか持ってって。すごいんすよ、初心者で初めてなのに三分間堪えれたり。ね、運動神経抜群で。
趣里:作品とは裏腹に、裏ではこんな。
菅田:なんかラジオみたいな舞台挨拶(笑)。なんかいいね。
趣里:すいません(笑)。
菅田:でもこんな感じでしたずっと。ずっと喋ってる感じ。