浅田次郎による日本経済新聞連載の時代小説をドラマ化した、吉川晃司主演、上地雄輔共演で贈る「連続ドラマW 黒書院の六兵衛」が、7月22日よりWOWOWにて放送開始となる。これに先立ち、本作の完成披露試写会&舞台挨拶が7月9日に東京・丸ビルホールにて行われ、主演の吉川晃司、上地雄輔が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。
MC:それではキャストのお二人をお呼びいたしましょう。吉川晃司さん、上地雄輔さんです。皆様、盛大な拍手でお迎えください。
それでは一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。まずは、本作の主人公、的矢六兵衛を演じられました、吉川晃司さんから、一言お願いします。
吉川:こんにちは。まずは水害で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。一刻も早く元の生活に戻れますよう、祈っております。そういう思いです。で、これはこれで、エンターテイメント。話しはきっちりやらせていただきます。
MC:ありがとうございます。
吉川:(上地に)いい? 挨拶は?
上地:…いいです(笑)。
MC:そんな訳にも(笑)。ご紹介させてください(笑)。尾張藩士の加倉井隼人を演じられました、上地雄輔さんです。
上地:ありがとうございます。僕らができることを考えながら、今日も元気に少しでもエンターテイナーとして、できることを考えていこうと、先ほども二人で話していましたので、今日は頑張りたいと思います。今日はありがとうございます。
MC:よろしくお願いします。今日は六兵衛さんと加倉井さんが逆になって、吉川さんが主にお話しされて。
上地:本当はすごいおしゃべりなんですよ。ずっとしゃべってるから。
吉川:話すなよ!イメージもあるし。
上地:失礼しました(笑)。
MC:お集まりの方は、そんな吉川さんを良くご存知ではないのでしょうかね(笑)。
吉川:そうなんですか!?
上地:でも僕らは二人ともWOWOWが初めてなので。
吉川:ぺーぺーですから(笑)。お手柔らかに、よろしくお願いします。
上地:いつも「GO GO」言ってるのにね。
吉川:WOWOWは初めてだから。ちょっと、俺が投げたら上手く受けてくれるんでしょ?
上地:了解です。分かってます(笑)。
MC:お二人はお付き合いは、この共演の前から…。
吉川:この共演から始まって、これで最後です。
上地:ちょ、違う!違うでしょ!?違うから(笑)。漫才をしに来た訳じゃないから(笑)。前にもNHKのドラマでご一緒させていただいて、また改めてこの作品でどっぷり一緒にいました。
吉川:そうね。本当にいたよね。彼はセリフが二人分ですから。ほとんど、落語家さん。大変だったと思います。
MC:六兵衛はほとんどセリフがなく、動きもほとんどないという役でしたよね。加倉井さんがセリフをしゃべっている時に、黙っているのも辛いものがあるんですか?
吉川:「また間違えやがったよ、また帰るのが遅れるじゃないか。いい加減にしろよ!」って(笑)。
上地:こっちはこっちで…!ごめんなさい、そんなふうに思ってたんだ…。
吉川:君のせいで何回、夕飯に間に合わなかったか(笑)。
上地:まあまあ頑張ったけど…。
吉川:まあまあ頑張りました(笑)。