MC：さあ、今日はなんと、石田監督の30歳のお誕生日ということで、おめでとうございます！

石田：まさか、こんな日に完成披露とは予想だにせず（笑）。本当は「僕はまだ20代です」と言い張ってここに来ようと思っていたところが、こんな日になってしまったので、僕はこれから晴れて30歳の男です。

MC：そうですか（笑）。分かりました、すいません、急に振っちゃって（笑）。

石田：僕の諸先輩方から「男は30からが仕事の勝負だ」と教わってきたので、「ペンギン」が終わってそうそうですけど、頑張んないとなと…。さらに頑張ります（笑）。

MC：という、このお若い監督と仕事を一緒にしたということで、竹中さんと西島さんにお伺いしたいのですが、まずは西島さん、いかがでしたか？監督とのお仕事は？

西島：はい、20代だったんですよね？ ご一緒した時は。やっぱりすごく才能があって、作品もそうですけど、勢いがあって、もの作りの喜びにあふれている方で、だからアフレコも楽しかったですね。

MC：数々の賞を受賞されて、その監督がいよいよ長編デビューで、竹中さんと仕事をしたと。

竹中：いやあ、最高だったんですよ、映画を観れば分かると思いますけど、この監督のキャラクター、最高でしょ？ めちゃくちゃかわいいじゃないですか。まるでペンギンのような、この笑顔。たまらないっすよ。アフレコってスクリーンを見て、スクリーンの前にマイクがあって、後ろにスタッフと監督がいらっしゃるんですけど、背中に視線を感じながら私達はアフレコをしていくわけなんですけど、監督がニコニコニコニコしている気配が背中に伝わってくるんですよ。とても優しくて、それでいて大胆で、最高の監督だったから、きっとものすごい映画になっていると、めちゃくちゃドキドキしてます。すごいじゃないですか、30歳ですよ、今日から。最高の人生が一気にウワーっときた感じじゃないですか。すごいなあ、びっくりしてます。

石田：めちゃくちゃ言ってもらえちゃった。ありがとうございました（笑）。

MC：才能あふれる監督の元で、このキャストの皆さんがいきいきとこの作品の中で息づいているという作品になっていると思います。