MC:なるほど、ありがとうございます。それでは2問目です。この映画のお話が来る前から、末井昭さんを知っていた。知っていた方は◯、知らなかった方は✕をお願いいたします。知っていた方は菊池さんと峯田さん。あとの皆さんは✕。柄本さんはどういったタイミングで?
柄本:僕は話をいただいて、原作本の表紙の女装をされた末井さんを見るまで知らなかったです。その表紙を見て、昔夜中にパチンコ雑誌のCMに出てた人だと思って。
MC:そのお姿を見て、柄本さんはご自身と似ていると思いました?
柄本:似ていると思いましたね。目が小さいところかな(笑)。なんか全体に似ているなと思いました。
MC:あの女装のシーンは完璧に揃えてやられたんですよね?
柄本:そうですね、末井さんからアドバイスをいただいて、「ブラジャーだけはつけたほうがいい」と。「見えなくてもスイッチだから」と言われて、すぐ衣装部の方にパンティーとブラジャーを準備していただきたいと。
MC:ありがとうございます。前田さんはどのタイミングで末井さんを知りましたか?
前田:この映画の完成披露があったときに、末井さんを知らなくて…。舞台に立った時に気が付きました(笑)。末井さんだったんだと…(笑)。ちゃんとご挨拶できなかったんですよ、(末井に)初めまして。(会場爆笑)普通になじんでいたので、映画に出ている俳優さんかな?といろいろ考えて…。
MC:原作者の方ですから馴染むでしょうね。
前田:そりゃそうですよね(笑)。
MC:はい、ありがとうございます(笑)。続いて、この映画に関わって初めて経験したことがあった?あった方は◯、なかった方は✕でお願いします。ほとんどの方があった、峯田さんだけがなかった。三浦さん、初めて経験したことはなんでしょうか?
三浦:そうですね…ベッドシーンが初めてでしたし、20代から30代までの幅がある役をやるのが初めてでした。
MC:そのお相手が柄本さんですから。柄本さんが経験した初めてのことはなんですか?
柄本:ストリーキングとか、セリフも全部初めてでしたね。やってたら、俺ここに居られていない気がします(笑)。
MC:ありがとうございます。尾野さんはいかがですか?
尾野:ダイナマイトを(腰)ここに挿したのは初めてですね。ここに挿すとは思わなくて、現場に行ったら監督自らここに挿して来ました。ね。
MC:どれくら挿してたんですか?
冨永:挿せるだけ挿しました。
MC:なかなかない経験ですね。監督は初めての経験はありますか?
冨永:今日いらっしゃっているご出演の皆さんとは初めて仕事します。あとは初めて2時間以上の作品を撮りました。
MC:2時間を超えたのは、監督としてはお約束みたいなものがあるんですか?
冨永:いや、そんなことはないです。ただ超えちゃったなみたいな。
MC:末井さんは初めて経験されたことは?
末井:映画の現場に5回ほど行きましたが、それは初めてですね。こんな大きな映画の。あとは映画の中で歌を歌って、それがCDになるのは初めてですね。菊池さんにずいぶんご苦労をおかけしたらしいですけど(笑)。あとはさっき柄本くんが言ったように、女装指導も初めてですね。「パンティーとブラジャーをつけないさい」という。それも初めてですね(笑)。
MC:菊池さん、末井さんの歌声はいかがでしたか?
菊池:素晴らしいですよ。今から皆さんは聞くんですよね。お楽しみにしてください。末井さんと尾野さんが歌いますので。
MC:前田さんも初めてのことがあったと?
前田:奥さんを演じさせていただくのは初めてですね。冨永監督の作品も初めてでしたし。たくさんありますね。
MC:ありがとうございます。戻るんですが、菊池さんの初めてはなんですか?
菊池:何回も同じこと言うようですが、俳優ではないので、決まったセリフを言いながら動くのが初めてでした、もう二度とやらないです。
MC:それは決定的な何かがあったんですか?
菊池:いや、全然むいてないなと。
MC:でもアラーキーさんにしか見えなかったですよ。
菊池:役作りはしましたよ。体型とかね。デ・ニーロメソッドで当時の荒木先生の体型を似せるように頑張りました。
MC:撮影シーンのやりとりでモデルの方と荒木先生と末井さんと。あの辺りもかなり笑いましたね。
柄本:あそこのシーンはリハーサルやりましたよね?
菊池:やりましたよね。
柄本:でも途中から荒木さんにしか見えなくて(笑)。やっぱり、すげーなと思いました。
MC:一語一句、お腹をくすぐってくる感じがあるのでご注目いただきたいと思います。では最後の質問です。究極の質問です。もしできるならやってみたいのは? ◯がエロ雑誌編集長、✕がストリーキング。皆さん、かなり迷われておりますが、出していただいてよろしいでしょうか? 衝撃の(笑)、✕を出した方からツッコんでいきたくなりますが、尾野さんはストリーキング?
尾野:究極だからね。究極だからやりたいのよ。究極じゃなかったらやりたくないわよ。ストリーキングは絶対できないでしょ? 究極だからね。
MC:すぐ脱げる自信ありますか? 公共の場で。
尾野:いや、だから究極ね(笑)。
柄本:究極でもすぐに脱ぐってなんだよ(笑)。
尾野:だってそんなのできないじゃない。できないことやりたいから(笑)。
柄本:そうだね(笑)。
MC:ちょっと人生観変わりそうですよね。柄本さんはエロ雑誌の編集長。
柄本:そうですね。エロ雑誌はいろいろな作業を分断してやったんですけど、ストリーキングに関しては1から10までやった感じがします。前貼りはつけましたが。前貼りを外したら本当にやったことになるんでしょうけど、疑似体験はしたので。エロ雑誌は作るところから、警察に怒られるところまで、通してやってみたいなあと。でもそう考えると究極ではないね。
尾野:でしょ?
柄本:究極はやっぱりちんちん出して走ること(笑)?でも、まあこっち(エロ雑誌)かな(笑)。