伝説のカルチャー・エロ雑誌の編集長・末井昭の自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊)を、柄本佑を主演に迎え、冨永昌敬監督が映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』が3月17日より全国ロードショーとなる。本作の初日舞台挨拶が3月17日にテアトル新宿で行われ、主演の柄本佑、前田敦子、三浦透子、尾野真千子、そして末井青年が尊敬する先輩・近松役の峯田和伸、アラーキーではなく“写真家・荒木さん”役でスクリーンデビューを果たした音楽監督の菊地成孔、原作者の末井昭、冨永昌敬監督が登壇した。今回は本イベントの模様を、全文掲載でお届けする。
MC:それでは皆さまにご登場いただきましょう。本作で主人公の末井昭を演じました柄本佑さん、妻の牧子を演じました前田敦子さん、編集部の新人・笛子を演じました三浦透子さん、心の友・近松を演じた峯田和伸さん、爆発する母・富子を演じました尾野真千子さん、音楽を担当しアラーキーをモデルにした写真家・荒木さんを演じた菊地成孔さん、そして本作の監督でいらっしゃいます冨永昌敬監督、原作者の末井昭さんです。大きな拍手でお迎えください。それでは、初日を迎えたお気持ちとご挨拶をいただきます。まずは柄本さんからお願いします。
柄本:柄本です。おはようございます。よろしくお願いいたします。この映画は去年の7月に完成しまして、そこから宣伝をやって公開までずいぶん長かった気がして、まだはっきりと公開した実感ができずにいますが、皆さまが最初のお客様になるので、こういう場を設けさせていただきました。よろしくお願いいたします。
前田:今日はお越しいただきありがとうございます。前田敦子です。無事、初日を迎えられて、こんな朝早くから来ていただいてありがとうございます。今日は楽しい一日になるんじゃないかと思います…(笑)。さっき尾野さんにパワーをもらって元気になっちゃって(笑)。ちょっと裏の話で…(笑)。
柄本:裏のほうでちょっとやりとりがありまして(笑)。
前田:はい、すいません。ありがとうございます(笑)。楽しんで帰ってください。
三浦:笛子役をやらせていただきました三浦透子です。本日はこんなにたくさんの方に来ていただき、ちょっと緊張していますがよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
峯田:末井昭青年の友人の近松役を演じました峯田和伸です。今日は来ていただいて、ありがとうございます。
尾野:本日はお越しいただきありがとうございます…。
柄本:さっきまでとは人が変わっちゃってるじゃん。
尾野:(笑)、うるさい、ちょっと黙って(笑)。爆発する母役をやらせていただきました尾野真千子です。本日は本当にめでたいですね。サウンドトラックも発売されて、めでたいですね(笑)。今日はよろしくお願いいたします。